今後10年間で西オーストラリア(WA)州の穀物産業の収益を倍増させる包括的戦略が、WA州アグリビジネス会議2015にてケン・バストン農業食品省大臣水産担当により発表された。
WA州穀物産業戦略2025+ はWA州穀物協会(GIWA)の9ヶ月に及ぶ大規模な協議と州の穀物業界からの助言により8つの主要な項目に基づき作成された。次世代に持続可能性と繁栄を保証するため、いかに産業を拡大していくかという大胆な構想を具体化したとバストン大臣は述べた。
「2025年までに世界人口は10億人増加すると予測され、世界の穀物生産は30%増を必要とする。この需要の大部分は中流クラス増加によりアジアから起こると予想され、WA州の穀物産業がこの急成長する市場の優先サプライヤーとなる、またとない好機となる。つまりこの機会を最大限に活用するため業界が包括的戦略を作成することが重要だ。」
「州政府はeConnected Grainbeltプロジェクトや穀物の研究開発促進プロジェクトを通じて3,000万ドルを穀物産業に投入しており、さらにバイオセキュリティー防衛推進プロジェクト に2,000万ドル投入済みだ。すべて農業食品省主導で、今後も州政府は戦略目標達成のため、業界の支援に尽力していく予定だ。」
「これらの投資はGIWAや他の業界団体、穀物農場などによる国際市場での採算性と競争力を向上させ続ける取り組みを後押しする。」
WA州穀物産業戦略2025+:http://www.giwa.org.au