西オーストラリア州政府

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2015.08.19

西豪州の水産養殖業−明るい未来

Kimberley Aquaculture zone_image

西豪州政府は養殖業界とともに8月4日、州養殖業についての公式声明を発表し、そのなかで養殖業を州の土地・水産資源の正当な使用者と認識していると述べた。発表はフリーマントルで行われ、コリン・バーネット西豪州首相兼開発大臣科学担当およびケン・バストン農業食品省大臣水産担当は、州政府は水産養殖業を戦略的に重要な産業と位置づけていることを表明した。

バーネット首相は次のように述べた。「西豪州は大規模な水産養殖開発において持続可能な競争上の強みがいくつもあり、成長と投資への重要な能力を持つ。今こそ水産養殖に重点的に取り組むべきときで、声明のなかで特定されている重要分野において州政府は業界と連携している。このなかには水産資源利用の確約、投資機会が整備された水産養殖区画の開発、規制緩和、水産資源の衛生管理そして投資促進を含む。」

またバーネット首相は、州政府が発表したばかりの科学分野に関する声明「成長を続ける西豪州」により、州が持つ自然条件の優位性を有効活用し、州経済の拡大に貢献する既存の専門分野をさらに伸ばすため優先されるべきものについても触れ、農業、食品産業そして海洋科学は重点分野として認識されてきた、そして科学的試みと開発が今後の成功において重要な役割を果たすことは明らかだと述べた。

バストン大臣は次のように述べた。「州政府は、持続可能な競争上の優位性を持つ養殖区画の設立に尽力してきた。すでにキンバリー地区コーン・ベイ(Cone Bay, Kimberley)に養殖区画を設立し、今後は既存のフィンフィッシュ(finfish)プロジェクトを後押しするため、ジェラルトン(Geraldton)での養殖区画の完成を促進させる。また、アワビ養殖の安定した成長が実証されている州南岸やガスコイン(Gascoyne)、ピルバラ地域(Pilbara)において将来の養殖開発について調査する予定だ。」

「多種の軟体動物の養殖を可能にし、ムール貝、黒蝶貝、食用牡蠣やホタテ貝など既存、新規分野の成長を支援するため、州政府は業界と連携していく。」

州政府は、水産養殖権を強化しながら引き続き規制プロセスの効率性、透明性を向上させていくとバストン大臣は述べた。

詳細:http://www.fish.wa.gov.au