真珠祭りの開会に先立って8月28日ブルームでケン・バストン農業食品省大臣水産担当は、
州の真珠貝養殖漁業(白蝶貝)が、持続可能な漁業認証として国際的に認識されているMSC認証(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)のエコラベルを、真珠貝養殖として世界で初めて取得する審査段階に入ったことを発表した。
MSC漁業認証が取得できれば、消費者は高品質のオーストラリア産南洋真珠をさらに信頼できるようになる。オーストラリア真珠生産者協会、執行役員アーロン・アーヴィング氏は「MSC認証への申請は真珠生産者らにより慎重に検討されたもので、独立したMSC漁業認証には、その科学的プロセスに少なくとも1年間はかかるが、認証されればオーストラリア産南洋真珠を購入する世界の消費者に対し、最高水準の環境管理と持続可能な自然漁法で生産された真珠であることを周知することができるようになる。」と述べた。
アーヴィング氏によると、オーストラリア産南洋真珠は世界に現存する最後とされる自然の白蝶貝から生産される。白蝶貝は西豪州のピルバラ/キンバリー沿岸でサイズや割当数など厳しい制限のもと手で収穫され、西豪州Exmouth Gulfと北部準州Coburg Penninsula間にある真珠養殖場にて養殖される。
貝を大切に扱うということは生産期間が10年間ほどに及ぶということを意味する。アーヴィング氏によると、MSC漁業認定されれば南洋真珠生産者はMSC認定エコラベルを真珠貝のむき身や貝殻を使用した製品、宝石などに使用できるようになる。「真珠生産者協会はバストン水産大臣の発表を始めとする水産省、西豪州政府の支援に感謝している。」