西オーストラリア州政府

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2017.11.28

—西豪州アボカド業界ジェニファー・フランチェスキー氏 テスルトラ・ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017を受賞

西豪州アボカド生産の先駆者であるジェニファー・フランチェスキー氏の革新的な農業ビジネスを行う「フレッシュ・プロデュース・アライアンス(Fresh Produce Alliance: FPA)」が11月下旬メルボルンで開催されたテスルトラ・ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017の授賞式で企業・個人の部共に賞を受賞した。

先月、フランチェスキー氏は、西豪州テスルトラ・ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

テルストラ社幹部のジョー・ポラード氏は次のように述べた。「フランチェスキー氏は、オーストラリア国内農業の世代間の課題について本当によく理解しており、農業生産活動で必ず発生する廃棄となる野菜や果物を活用し成長につなげるという目標を持っていた」。

1974年、フランチェスキー氏は家族が経営する果樹園で働き始め、以来アボカド産業に身を置く。ペンバートンに自身の果樹園を開いた後、アボカド農家のための州立組合や産業委員会に深く関わるようになり、夫と他の生産者2名とともに「最先端のパッキングと市場サービス」を行う加工施設を立ち上げた。

また2016年には持続可能な農業エコシステムに挑戦する加工施設フレッシュ・プロデュース・アライアンス(FPA)を立ち上げた。国内の生産者から供給される不揃いではあるが新鮮なNon-GMOのアボカドを追熟し、HPP(高圧殺菌加工)やIQF(個別急速冷凍加工)などの革新的な技術を用いて「健康的かつ美味しく、人々に愛される本物の自然食品」を生産する。フランチェスキー氏率いるチームは、アボカドをベビーフードに展開し、近々アボカドを活用した低GI食品を発売する予定。製品は、オーストラリア国内だけでなく、海外でも販売されている。

同社は冷凍アボカドを個別梱包したAvovita(新鮮なアボカドピューレ100%)の日本市場への輸出を2017年10月に開始し、現在では高級スーパーマーケットチェーンにて販売されている。この便利なアボカドパックは、オーストラリア産の完熟アボカドを100%使用し、添加物や保存料などを一切使用せず、FPAの採用する最先端技術であるHPP加工(高圧殺菌加工)により、アボカド本来の栄養、色と味をそのまま閉じ込めた商品である。

多様性がありすぐに使える「Avovita 100%アボカド」は、乳製品の代用としてスムージー、スプレッド、パンやサンドイッチ、ディップソースやデザートなどで楽しむことができる。またFPAは、破棄処分される果物や野菜を活用して作られたHPP加工のフレッシュ・ジュースの日本市場への輸出機会を模索している。

Avovitaについての詳細はこちらをご覧ください: http://www.avovita.com.au/

写真:ジェニファー・フランチェスキー氏(メルボルンで開催されたテスルトラ・ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017授賞式にて)