パース空港はオーストラリア国内の消費者監視団体により、初めて国内最高の主要空港という評価を受けた。発表されたばかりのオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)の空港監視報告によると、パース空港は全体的なサービス品質で首位に立ち、初の国内最高空港のタイトルを獲得した。
ロッド・シムズACCC委員長によると、パース空港はブリズベン空港を上回り、4大都市の空港で最高の総合品質評価を獲得した。「過去数年間に行われたパース空港の投資プログラムにより、航空会社と乗客双方にとり空港の品質が大幅に向上したことは明らかだ」。またシムズ委員長によると、パース空港はわずか10億ドル超の費用で5年間をかけ、施設の再開発および拡大を行い、プロジェクト完成以降、乗客や航空会社による空港のサービス品質評価は高まった。
総合評価ではパース空港が首位となったが、乗客の評価が「素晴らしい」のわずかに下となったブリズベン空港が乗客からの評価で最高であったのは明らかで、一方西豪州のパース空港は、航空会社からの評価が際立った。パース空港CEOケビン・ブラウン氏は、ACCCが空港を支持したことにより、当社の投資プログラムが航空会社、乗客の双方に効果をもたらしたことを示していると述べた。
「この報告書により、パース空港が大成功していることが裏付けられた。また、このような結果は、西豪州の人々のパース空港についての認識を変えたことを示している。州の人々が賢明な投資計画の結果を見て、それを気に入ったと言うことだ」とブラウンCEOは述べた。
しかしACCC評価を維持するためには、新しい滑走路、国際線ターミナルの大幅な拡張、カンタス航空の空港中央部への移動を含む25億ドルの次期投資は、絶対不可欠だとブラウンCEOは強調した。
パース空港は、カンタス航空による世界最長クラスのパース−ロンドン直行便の導入により強化されている。
ACCCによると、パース空港では航空機移動や乗客の落ち込みにもかかわらず、総航空収益は実質ベースで5.7%増加し2億2,570万ドルとなり、乗客一人当たりの収益も7.2%伸びて15.79ドルとなった。