2021-22年度予算では、COVID-19の初期影響からの西豪州の回復が予想よりもはるかに早く、力強いものであることが強調されており、2021-22年度の西オーストラリア州の経済成長率は3.5%と、2013-14年度以来の最速の成長率になると予測されている。 好調な経済の回復は州の財政にも波及し、一般政府の営業黒字は2020-21年に56億豪ドル、2021-22年に28億豪ドルという記録的な数字が見込まれている。
政府は引き続きCOVID-19に対応しながら、現在の優先事項や新たな優先事項に対処するため、本予算では州の健康・精神衛生システム、気候変動対策、社会住宅、デジタル機能、経済開発・雇用創出に大幅な新規投資を行うとともに、今後4年間で307億豪ドルというこれまでにない規模の「資産投資プログラム」を実施。 このような記録的な投資の一方、公共部門の純負債総額は今後の予測期間中比較的横ばいで、州総生産の約11.5%になると予測されている。
予算書はOur State Budgetから