西オーストラリア州政府

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2013.06.01

盛んな友好交流の証となる日本庭園

日本庭園は兵庫県との姉妹州県関係の証

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2013年5月31日

兵庫県との姉妹州県記念として伝統的な日本庭園が贈呈されたことを受け、バーネット首相は今日、西オーストラリア州と日本との強い絆に対し敬意を表しました。今朝、デュマス・ハウス近郊の式典会場において、吉本知之兵庫県副知事により“兵庫友好の庭園”が贈呈されました。この庭園は、西オーストラリア州との姉妹州県関係30周年を記念してパース市民に贈られたものです。

首相は次のように述べています。「庭園は、兵庫県立大学 沈悦(しん・えつ)教授のデザインによるもので、同氏は造園プロジェクトを指揮するために日本から来て下さいましたが、兵庫県淡路島の瓦を敷き詰めたデザインの造園に2ヶ月を要されました。」「兵庫県立淡路景観園芸学校 首藤景観園芸専門員もまた、10日間作業に従事して下さいました。淡路瓦の第一人者である興津氏も同じく、庭園事業の為にパースに来て下さいました。」「パース在住の両角英治氏も指揮に当たって下さいました。」

「友好庭園は両州県の絆のシンボルです。西オーストラリア州と兵庫県は相互の尊敬と未来への共有に対し強い絆で結ばれた関係にあります。そして、我々の関係が最も長い歴史を持っていることに誇りを感じます。その関係は鉄鉱石ビジネスに始まり、以来成長し続け、長年に渡り貿易・文化・スポーツ交流に至るまで発展していることに敬意を表します。」

「日本が西オーストラリア州にとって最も重要な貿易パートナーのひとつであり、神戸を基盤とする神戸製鋼ならびに新日鉄は西オーストラリア州に多大な恩恵をもたらしてくれています。日本は、西オーストラリア州経済にとって非常に重要な、パイオニア的存在である鉄鉱石・液化天然ガス産業を支える極めて重要な役割を担っています。」

日本庭園は、小さな「景観」の中で大きな環境を表現し、平和と静寂そして自然界の事象を小さな環境に凝縮するという仏教思想を備えています。石で水を表現し、植え込みは生命を現わしています。 首相はさらに、「姉妹州県30周年記念として、西オーストラリア州から兵庫県へ4匹のコアラを贈りました。今や淡路ファームパークでは一番の人気者になっていると聞いています。最近、その中の一匹が赤ちゃんを出産したことは、ファームパークにとって誉れであり、コアラが大切に育てられているということを証明しています。」と述べました。

今週末から始まる中国と日本訪問を直前にしていることも告知し「日本は2008年に選挙で当選した折最初に訪問した国であり、このたび再選を果たし訪問する最初の国が、またもや日本と中国であることは嬉しいことです。」と話されました。

<基本情報>

• 2012年における西オーストラリア州と日本の貿易値は249億ドル(輸出・輸入)
• オーストラリア全土から日本への輸出に対し、西オーストラリア州はその45.6%を担う
• 姉妹州県締結は1981年、チャールズ・コート卿と坂井時忠兵庫県知事により合意された
• 西オーストラリア州政府神戸事務所は1989年設立、兵庫県パース文化センターは1992年設立
• 2012年マラソンランナー交流事業発足、パースマラソンと神戸マラソンへのランナー参加を隔年毎に行う
• 2011年西オーストラリア州・兵庫播州織コラボレーション事業が発足、西オーストラリア州のファッション・デザイン科の学生たちがプロとしてファッション産業へ参入する足がかりの場を提供