西オーストラリア(WA)州は、世界最大の天然液化ガス(LNG)会議の次回開催地として選ばれ、2016年4月12~15日、パース(Perth)において「LNG 18」が開かれることになった。このLNG会議は3年に一度開かれ、数千人ものLNG業界経営陣が様々な実践を学び、またこの業界の価値を共有する広範囲なネットワークと繋がることで、最終的には新ビジネスを生み出すことができるなど、LNG産業にとって重要なイベントである。
「LNG18」により、WA州は石油資源及びグローバル・エネルギーのサプライヤーとしての役割を促進し、またパースはオーストラリア及びアジア地域石油産業の専門技術やサービスの中心を担うセンターであることを示すことができる。 ビル・マルミオン(Bill Marmion)鉱山石油相は「LNG18は、WA州の歴史の中でも最大のイベントであり、5,000人もの出席者や出展者の参加が予想され、州経済に5,000万ドル超の経済効果が見込まれる」と述べた。
WA州の「LNG18」開催決定は、オーストラリア・ガス産業トラスト(Australian Gas Industry Trust )が主導し、連邦政府及びオーストラリア石油生産&探査協会(Australian Petroleum Production & Exploration Association)の強力な支援のもとで成立した。WA州首都であるパースは、オーストラリア資源量の2/3を埋蔵する3カ所の海盆があるWA州沿岸に位置し「LNG18」開催には最適な地である。
現在、オーストラリアはアジア太平洋地域第3位の輸出国であり、またLNG輸出国としては世界第4位で、2012年は日本へのLNG供給最大国であった。WA州は、LNG生産能力を現在の2,000万トンから、2016年までには年間5,000万トン以上に引き上げることを見込んでいる。 詳細は「LNG18」のホームページをご覧ください