シェブロン(Chevron)は、カーナーヴォン海盆(Carnarvon Basin)においてピンホ(Pinhoe)-1及びアーンヘム(Arnhem)-1の2カ所の新天然ガス田を発見したと発表した。同天然ガス田は、現在シェブロンが開発中のカーナーヴォン海盆のエクスマウス・プラトー(Exmouth Plateau)区域のゴーゴン(Gorgon)及びウィートストーン(Wheatstone)液化天然ガス(LNG)プロジェクトの更に沖合で陸地より約200kmに位置する。同天然ガス田発見により、これらのプロジェクトの更なる発展が見込まれることになる。
ピンホ-1探査ガス井は、水深930m地点を掘削しガス層ネットペイ約60mに到達し、アーンヘム-1探査ガス井は、水深1,200m地点を掘削しガス層ネットペイ約45.5mを確認した。
またシェブロンは、オーストラリア国内で2009年中頃から19カ所のガス田を発見したと発表した。シェブロン・アジア・パシフィック・エクスプロレーション&プロダクション(Chevron Asia Pacific Exploration and Production Company)社のメロディー・マイヤー(Melody Meyer)社長は「エクスマウス地域の今回の発見ガス田は、カーナーヴォン海盆のゴーゴン及びウィートストーン・ディべロップメント内の他の発見ガス田から更に沖合に位置し、これにより広大な地域の開発可能性が示されたことになる」と述べた。
シェブロン・オーストラリアは、これら2カ所の同天然ガス田許可域のオペレーターで50%の権益を所有し、シェル・デヴェロップメント・オーストラリアが残り50%の権益を所有している。