Government of Western Australia Official Site


スワン市への投資 |

美しく活気に満ちたスワン市は、住宅・商業・工業・農業と多様な分野にわたる産業のある約1,044平方キロメートルに渡る、特色のある広大な都市です。

行政の中心地は州都パースから15キロ、パース空港から10キロの場所に位置し、移動時間も各25分以内の好立地です。タイムゾーンはオーストラリアの主要都市と同様、成長を続けるアジアやアフリカの国々とのコミュニケーションにおいて、地理的にも非常に有利です。また空港、鉄道、道路などの公共交通機関も整っています。

スワン市はパース北西の大都市の好調な経済から影響を受けるとても活気に満ちた都市です。9,600にも及ぶ事業により2012年の地域総生産(GRP)は約79億6000万ドルと推定されます。 また労働力にも恵まれ、労働者の35%は市内在住、その他65%は近郊からの通勤となります。今後30年間で人口成長指数は約2倍以上と見込まれ、今後の継続した経済成長においても重要な要素となっています。

今後の更なる地域開発をサポートする数多くの主要なプロジェクトとして、地域の交通機関、保健衛生、教育と観光などがあります。また商業センター、工業エリア、住宅地開発などのプロジェクトが数多く存在します。西豪州内でも規模の大きな4つの病院があるスワン保健管区、ミッドランドゲートショッピングセンター、年間200万人以上の旅行客、観光収入2億8400万ドルに及ぶスワンヴァレー地域、首都圏で最大の生産量と広大な農地を誇る農業と酪農などがあげられます。

スワン市では、この地域経済の戦略的開発において重要な役割を果たすため、スワンビジネス委託プログラムを開設しました。皆様のビジネスのニーズを理解し、情報提供やビジネス機会を広げるためのサポートを致します。スワン市でのビジネス投資機会をご検討でしたら、是非下記までご連絡下さい。広範囲に及ぶ経験を持ったチームにより皆様のビジネスに付加価値のある情報と、ネットワークを提供いたします。

  • – 構想と機会、開発 – 立地と空間分析
  • – コンサルタント、状況報告と反収分析
  • – 計画の問題と開発許可
  • – 補助金と投資
  • – プロジェクトマーケティングと事業促進

お問合せ先:
Commercial and Economic Development Unit City of Swan
Email: business@swan.wa.gov.au
Telephone: +61 8 9267 9267

CityofSwan_openimage     CityofSwan_Econimage

City of Swan – Open for Investment 
City of Swan – Economic Profile 2013

オーカジー・ミッド・ウエスト開発プロジェクト |

ミッド・ウエスト地域の新深海港

西オーストラリア州ミッド・ウエスト地域(Mid West region)の鉱山開発や鉄鉱石輸出を支援するために、州開発省はオーカジー・ミッド・ウエスト開発プロジェクト(Oakajee Mid West Development Project.)への西オーストラリア州政府の参加を調整しています。このプロジェクトでは、ミッド・ウエスト地域ジェラルトン(Geraldton)北25kmのオーカジーで、深海港、付随鉄道インフラ、大規模な新資源処理や輸出産業開発のための多目的な世界クラス工業地域開発の必要資金を40億ドルとしています。オーカジーから輸出される鉄鉱石の鉱床はオーカジーから数百キロメートルの距離にあり、ジェラルトン北東と南東に位置しています。

インフラ建設予算の内約35億ドルは、港湾や鉄道建設プロジェクトに直接投入されます。これは民間セクターの港湾インフラのための投資、また州や連邦政府の共用インフラへの支出も含まれます。北部鉄道はジェラルトン北東の鉱山と港を結び、南部鉄道は南東の鉱山と港をつなげます。

開発日程
2009年3月、西オーストラリア州政府はオーカジー・ポート&レイル(OPR)と、オーカジー港&鉄道州開発協定を締結しました。マーチンソンメタルズ社(Murchison Metals Limited)と三菱商事株式会社の子会社三菱デベロップメント社は、それぞれOPRの50%の権益を所有します。州開発協定では、港湾のインフラ提供者として排他的にOPRを指定し、ミッド・ウェスト北部の鉄鉱石鉱山への鉄道を自由に利用できるように備えています。北部鉄道は、初期生産高年間45Mtを見込む3社の取引先をもつOPRによって運営されます。

2009年5月、ケビン・ラッド(Kevin Rudd)オーストラリア首相とコリン・バーネット(Colin Barnett)西オーストラリア州首相は、将来のオーストラリア経済にとって重要なオーカジー港プロジェクトを支援するために、ジェラルトンを訪問し、連邦と州政府の出資を確約しました。また2009年5月、連邦政府と西オーストラリア州政府は、2009~2010年予算において、今後4年間オーカジー深海港の共用施設開発へ、それぞれ3億3900万ドルの支出を約束しました。これにより民間セクターは、港湾・鉄道インフラ開発に必要とされる約40億ドルの不足額を出資することになります。

2011年7月にOPRは事前調査を提出し、最終期限の2011年12月には、実施協定、環境や先住民の承認、供給網に関する協定を成立させます。建設開始は2012年、また港で最初の積荷が行われるのは2015年後半を予定しています。

州政府は、この建設に出資し、防波堤、航行補助施設、運河、港湾浚渫や港湾関連サービス、道路、公共施設を含む共用インフラを保有します。州政府の資金は商業ベースで課される使用料により回収される予定です。

長期的拡大の可能性
OPRは出資および建設、リース等を行い、港には少なくとも1カ所のケープクラスの停泊施設や第2の停泊施設建設も可能な民間港湾インフラを運営します。50年後にはリース契約は終了し、州に民間インフラ運営が戻ってきます。今後港湾の拡張については、どのようなものであっても州政府によって決定されます。これは他社による追加停泊施設、鉄鉱石や他製品の輸出関連施設、非鉄鉱石輸送のためのオーカジーとナーングル(Narngulu)間の鉄道建設も含まれます。

ブラウズLNG地区 |

LNG開発の効率化と地域環境影響の最小化

概要
州政府は、ブラウズ海盆(Browse Basin)沖の天然ガス処理を可能にするために、キンバリー(Kimberley)で液化天然ガス(LNG)地区を開発しています。海盆は西オーストラリア州沖合約200kmのガス埋蔵域で、埋蔵量約30 Tcf(兆立方フィート)のガスと6億バレルのコンデンセートが確定されており、その他に60 Tcfの埋蔵ガスが見込まれ、その規模は州ノースウエストシェルフ(North West Shelf)に匹敵します。この開発プロジェクトにより、総額何十億ドルにもなる投資や大規模建設プロジェクト、また少なくとも30年間は継続する400名の長期雇用創出が見込まれます。

海盆埋蔵ガス開発では、ガス産出事業の推進を確実にするために陸上処理施設が必要となります。州政府はブルーム(Broome)北60kmのジェームス・プライス・ポイント(James Price Point)地区での建設を予定し、今後必要な用地の確保やインフラ建設が行われますが、施設建設による影響が環境や土地所有者へ最小になるように行われます。この取り組みでは、地域でのガス処理の環境への影響を最小化し、また地元の人々や企業が雇用やビジネスに関与し恩恵を得る機会の最大化を図ります。この計画では貴重な文化や伝統のある地域への影響を回避または最小にするように行います。

将来への可能性
ジェームス・プライス・ポイント地区の最初の計画では、少なくともプロポーネント2社の資源開発のためにLNG処理設備や輸送施設を予定していました。しかし現在は、将来の有望な投資、また同地区や地域資源開発のために、長期LNGプロジェクト3社を受け入れる余地を提供しています。

ウッドサイド・エネルギー社は、乾性ガス約14 Tcfとコンデンセート3億7000万バレルの資源を保有するブラウズLNG開発(Browse LNG Development)合弁事業を率い、多くの海盆開発事業の先駆けとなることでしょう。

用地選定過程
州開発省(および産業資源省)は、2007年6月キンバリー地域にLNG開発のための最適用地を確保するための業務に入りました。候補地は、環境、経済、技術的、社会的条件の4つの幅広い基準により総合的に評価され、2008年7月には最初にリストに上がった43候補地より検討を重ね11地区に絞られました。そして2008年10月に最終候補地としてジェームス・プライス・ポイントを含む4地区が残り、ジェームス・プライス・ポイントの用地評価報告書がパブリックコメントのために発表され、2008年12月州により決定されました。

2009年4月に地区開発の大筋の協定がジェームス・プライス・ポイントでの公式調印式で承認され、それはジェームス・プライス・ポイント地域の伝統、環境、社会的影響等の調査の始まりを意味しました。その後2011年6月、キンバリーで始まる天然ガスプロジェクト承認のために、州政府、ウッドサイド・エネジー社、グーララブールー・ジャビル・ジャビル(GJJ)伝統的土地所有グループとの間で歴史的な協定が成立しました。

オード・イーストキンバリー拡張プロジェクト |

イーストキンバリー地域の経済発展を実現

オード川農地拡張と経済発展
オード潅漑拡張計画は、イーストキンバリー一括開発(East Kimberley Development Package)のために国家協力協定(National Partnership Agreement)が締結され2009年に開始されました。このプロジェクトは州と国家の大規模共同事業であり、農業やエコ&カルチャーツーリズムを基盤としたイーストキンバリー地域の経済発展を実現します。このプロジェクトは灌漑農業のために8,000haの土地開発を行うことにより、オード潅漑地域を22,000haに拡張することをめざしています。キンバリー地域の農業生産拡大、持続可能な経済成長や地域インフラ整備のために重要なチャンスとなることでしょう。

州政府は、潅漑インフラ、道路、電気、通信を含む農地以外の農業インフラ開発に重点を置いています。また国が多額の投資をした学校、住宅、病院、幼児施設等の地域社会インフラ整備や、カナナラ(Kununurra)空港の収容能力拡大、ウィンダム(Wyndham)港への投資等の国家構想計画の調整も行います。

新しい農地の最初の払い下げは、2011-12年を予定しています。このプロジェクトは、職業訓練、雇用、ビジネス開発、コミュニティ施設の改良等を通じて、イーストキンバリー先住民の生活改善の機会創出を行います。地域基盤インフラや社会的インフラの整備事業は2011-2013年に完成の予定です。地域インフラ整備のために、国家協力協定により州分担金として2億2000万ドルに加え、連邦政府資金1億9500万ドルが投入されます。

プロジェクトの背景と歴史
1877~1880年の西オーストラリア州知事ハリー・オード(Harry Ord)の名を冠したオード川は、州北部キンバリー地域を流れる全長320kmの川です。1960~70年代のオード川潅漑地域の最初の開発では、大規模な上下水道のインフラ建設を行いました。その工事はオード川のカナナラ分水ダム(Kununurra Diversion Dam)建造から始まり1963年に完成しました。このダムによって集められた水は、1966年までに分割された31農場の現在13,000haの農地のために使われました。それはカナナラのニュータウン開発をも支えることになりました。

カナナラ分水ダムの後には、オード川上流50kmのアーガイル湖(Lake Argyle)と呼ばれる大規模貯水池の建造が続きました。このダムは1972年に完成し、現在アーガイル湖の湖面は900㎢の広さです。モンスーン期間には最高2500 gl(ギガリットル)の水が毎日海へ流出していましたが、現在ではダムが集水域のモンスーン雨水を管理しています。1997年には、年間210gWhの発電を行う民間水力発電施設への給水、またアーガイル・ダイヤモンド鉱山(Argyle Diamond Mine)や4万戸の家庭への電力供給のために湖の水位を6m上げました。

綿栽培の苦難の後、現在の潅漑農地は、マンゴー、柑橘類、バナナ、スイカ、カボチャ、ヒヨコマメ、チーア、砂糖、世界最大のビャクダン育成林を含む様々な農業生産用途に使われています。

州構想および計画 |

長期的経済発展や多様化の推進

州開発省の主要任務のひとつは、州の重要構想および計画の開発と調整です。これらは州発展や経済多様化に寄与する長期大規模プロジェクトであり、州開発省は現在様々な開発段階にある3つの大規模プロジェクトを進行しています:

オード・イーストキンバリー拡張プロジェクト
州は8,000haの灌漑農地を提供することでオード灌漑計画の支援拡大、また農地以外の農業インフラ整備の開発調整を行い、更に地域社会のインフラ整備のためのイーストキンバリー一括開発(East Kimberley Development Package)への連邦政府資金の交付を行っています。

ブラウズLNG地区プロジェクト
ブラウズ海盆埋蔵ガス開発促進のために、ウエストキンバリー沿岸で商業的に発展可能な地区開発を予定しています。

オーカジー・ミッド・ウエスト開発プロジェクト
ミッド・ウエスト地域の開発促進のため、オーカジーの世界クラスの多目的深海港建設をめざしています。