BBC Travelのウェブサイトの記事「Living in:世界で最も健康的な都市」で、パース(Perth)の上質なライフスタイルが特集された。その記事によると、英国の調査機関エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の世界の都市の暮らしやすさのランキングで、パースが95.7ポイントを獲得して世界140都市中9位になったことが紹介されている。EIUは、安定性・健康・教育・インフラ・文化・環境の5つの基準に基づいてランキングを行っている。
また記事では、オーストラリアン・ウーマンズ・ヘルス(Australian Women’s Health)誌が、ヘルシーフード・精神的幸福度・生活満足度・身体的健康のリストにおいて、パースはほぼトップに位置するとしたことも紹介されている。パースではトランスパース(Transperth)と呼ばれる交通システムにより、多くの駅に駐輪場が設置され、1998~2009年の間にサイクリスト数が450%増加。また温暖な気候やインド洋に面したビーチに近く、市民にとってはアウトドアへのアクセスが容易なためスポーツや屋外活動を活発にしている。
パースの不動産市場については、近年の鉱山産業の活況により一時不動産ブームであったが、現在では価格は安定しているとしている。そして様々なエリアの多様な魅力を紹介している。セントラル・ビジネス・ディストリクトの西側は、多くの人々が住みたいエリア。美しい海の景観と穏やかな暮らしを望むならコッテサロ(Cottesloe)のビーチ沿い周辺。少し内陸のペパーミント・グローブ(Peppermint Grove)やスワン川沿いのダルキース(Dalkeith)は、トップ校やダウンタウン中心に近いので人気のエリア。北に約20kmのビーチの街ヒラリーズ(Hillarys)は、他のビーチ沿いのエリアよりも不動産価格も手頃で家族向けのエリア。そしてのんびりとした雰囲気の歴史的な港町フリマントル(Fremantle)。
ペパーミント・グローブでは2寝室の建物の平均購入価格は136万ドルで、賃貸の平均賃料は週665ドル。コッテサロの平均購入価格は81.5万ドルで、平均賃料は週690ドルである。
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