西オーストラリア州政府

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2012.11.26

UWA、スタンフォードのオープンソース・オンライン・プラットホームに参加

西オーストラリア大学(UWA)は、新学期が始まる2013年3月に、モバイル機器を通じてアクセスできるオンライン学習コースを開始する予定である。コースは社会学及び海洋学の2学科で、UWAの学生や一般市民が大規模公開オンライン学習コース「マッシブ・オープン・オンライン・コース(MOOCs)」を利用できる。これらのコースのモバイルアプリは、スタンフォード大学の技術者グループにより開発されたオープンソース・プラットフォームClass2Goに基づき、UWAにより作成された。このモバイルアプリは、オープン・ソースとしてスタンフォード大学はもとより他のすべての組織においても利用できる。

UWAのデイビッド・グランス(David Glance)ソフトウェア実施センター長は次のように語った。「オーストラリア国内の大学は、オンライン学習及びMOOCsに大変な関心を示している。スマートフォンのモバイルアプリは、iPhoneから始まり、iPads、アンドロイド・フォンへと続き、学生はこのモバイルアプリによって先の全コースを取得することができる」

「スマートフォンによる学習コースの構想すべてが、非常に訴求力のあるものだ」「現在はコンピュータよりも数多くのスマートフォンが使用される、正にポストPCの世界にある。すでにUWAの学生は、キャンパスにラップトップを持って来てはいない。スマートフォン上のコースでは、デバイスを通してどこでも中断した所から始めることが可能で、これは本当に素晴らしいことである」

「またオープンソース・テクノロジーの魅力は、世界中の人々が一緒に何かを作り上げることができることだ。開発者が、ユーザーのニーズやイマジネーションに対して、ダイレクトに創造的に応えることにより、テクノロジーは柔軟に発展することができる。このようにオープン・ソースは、大学個々のニーズにテクノロジーを適応させることを可能する」グランス・センター長は、この数ヶ月の間、大学の至る所で教職員に対して、オンラインによる福音を説明して回った。またスタンフォード大学とUWAのコラボレーションによるMOOCsに対して、大学は「驚くほどのサポート」を行い、また多くのメディアも関心を示していると言う。

グランス・センター長は、Class2Goは、クラスやテクノロジーを共有する等、各大学が共働するための将来のプラットホームとなるとみなしている、と話す。例えば、UWAは世界的な大学ネットワークである大学研究国際組織のメンバーであり、オンライン学習のための情報資源の蓄積を検討している。

詳細は下記プレスリリースをご参照ください: http://phys.org/news/2012-11