西オーストラリア州政府

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2011.12.29

ウィートストーン・プロジェクト開始

Colin Barnett image

州首相/州開発相
コリン・バーネット(Colin Barnett)

コリン・バーネット州首相は、シェブロン(Chevron)によ事業費290億ドルのウィートストーン(Wheatstone)LNGプロジェクトの開始は、西オーストラリア(WA)州にとっても画期的なものであると歓迎の挨拶を行った。12月1日、バーネット州首相はピルバラ(Pilbara)沿岸のオンズロー(Onslow)近郊にある州政府のアシュバートン・ノース(Ashburton North)ストラテジック工業地区での起工式に出席した。

州首相は、シェブロン及びウィートストーン・ジョイントベンチャーのパートナーであるアパッチ社(Apache)、KUFPEC、シェル(Shell)に対して、このプロジェクトへの参加を祝った。「このウィートストーン・プロジェクトは、オンズローの変革となるだけでなく、WA州にとっては大規模な雇用や産業界の活性化を図り、またグローバルなエネルギー供給拠点としてWA州の地位を確固なものとすることになる」

シェブロンは、ウィートストーンでの建設ピーク時には直接及び間接的雇用で6,500人、稼働後は300人の雇用を創出し、このプロジェクト操業期間中にはオーストラリアやWA州産業へ約170億ドルが支出されると見込んでいる。

「2011年9月末に最終投資決定されて以来、WA州に拠点を置く企業は、すでに約5億ドルの契約を締結している。現在までの契約は、技術設計、建設、宿泊施設、航空サービス等で行われた」と州首相は述べた。

ウィートストーン生産高の15%を州エネルギー市場へ供給するための事業費12億ドルの国内ガスプラント建設は、総合的なプロジェクトとして非常に重要なものである。これは将来の州エネルギー需要を満たすためのガス供給を、安全・安定・確実なものとする」

州首相は、ウィートストーンではシェブロン及びそのパートナー企業が地域社会へ多大な利益をもたらし、州政府も町の水道や電気設備を改良するなど、オンズローにおいて地域や公共インフラのために約2億5000万ドルを支出している、と語った。

プロジェクトは、沖合ガス鉱区、パイプライン225km、港湾施設、現計画では2LNGトレイン(LNG生産施設)開発を行い、総生産設備能力年間890万トンを見込んでいる。

「ウィートストーンによりWA州LNG産業界は、事業規模において大きく前進する」「このプロジェクト及び現在建設中のLNGプロジェクト、および既存のノースウェスト・シェルフ等により、WA州の現LNG年間生産高1700万トンは、今後数年間で4500万トンへと急増に向かう」

「これによりWA州はLNG供給において世界2位の地位を占め、2020年までには年間6000万トン超のLNG増産を行うことになる」と州首相は述べた。