WA州イノベーター･オブ･ザ･イヤー賞2011

プランニング相/文化芸術相/科学イノベーション相
ジョン･デイ(John Day)

西オーストラリア州(WA)の最も革新的で独創的な発明として、WAイノベーター･オブ･ザ･イヤー賞が最近発表された。WAイノベーター･オブ･ザ･イヤー賞2011は、コンベア･ローラー監視センサーを開発したインティウム･エネジー社(Intium Energy Ltd)が受賞した。インティウム社は、従来の大型搬送コンベヤーベルトに、ベルト･ローラーの劣化を感知するセンサーを設置し、センサーが警報を発することにより、交換等のメンテナンスを計画的に行うことができるようにした。

インティウム社の監視センサーに加え、糖尿病のインスリンの働きに似たタブレット、海中パイプライン･テスト用の水中シミュレーター、高度落下防止安全装置、CCTV記録の異常感知システム等も受賞した。

ジョン･デイ科学イノベーション相は次のように述べた。「今年受賞した5つの技術革新は、医療から建設や資源、コンピュータ技術までに及び、それはWA州経済の力強さや多様性を意味する」「WA州で開発される、ありとあらゆる『ビッグ･アイデア』は、我々の経済や地域に長期的かつ実質的に利益をもたらす可能性がある」

WAイノベーター･オブ･ザ･イヤー賞は、三菱商事株式会社、ウッドサイド社(Woodside)、イーネット社(iiNet)、オスインダストリー社(AusIndustry)後援のもと商務省により運営されている。この賞は専門的支援及び指導を含む賞金総額は20万ドルである。

写真は、2011年5月のWAイノベーション･フェスティバルでのオーストラリア三菱商事会社山中副社長、ジョン･デイ科学イノベーション相、オーストラリア三菱商事会社デイビッド･レイク(David Lake)ビジネス開発ゼネラルマネージャー。