西オーストラリア州政府

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2011.11.21

日本・西オーストラリア州覚書締結

Colin Barnett image

西オーストラリア州首相/州開発相
コリン・バーネット(Colin Barnett)

11月17日、西オーストラリア(WA)州政府は、日本の政策金融機関である株式会社日本政策金融公庫の国際部門である国際協力銀行(JBIC)と覚書(MOU)を締結した。コリン・バーネット州首相は、特に鉄鉱石やその他鉱物・エネルギー資源分野において、WA州でのビジネスに関心を示す日本企業へのJBICの支援体制が、このMOUにより強化されることになる、と述べた。

「JBICにとっては、初めての州とのMOU締結であり、これは日本とWA州との経済関係の重要性を示している」「このMOUには、州政府が州開発省を通じて、JBICとの間で日本企業の投資に関する情報交換や定期的協議会を行うことなども盛り込まれている。この緊密な関係により、JBICが支援するWA州での日本企業の投資活動等が更に活発になることが期待される」「液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石分野においては、すでに主要2地域でプロジェクトが開始されていることは、この深い関係の良い証でもある」

日本は、鉄鉱石の60%、LNGの20%をWA州から輸入している。JBICは、WA州とのMOU締結の重要な要因として、WA州が地理的に近く、大量の資源を保有しまたソブリンリスクがないということを上げている。3月11日の東北大震災により、LNGの需要は予想を遙かに超え、日本のエネルギー・ミックスのあり方に変化が求められている。これらの状況からJBICは、日本の発展のためにこの分野での重要な役割を担おうとしている。