西オーストラリア州政府

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2011.09.20

アパッチ社、九州電力とウィートストーン契約締結

アパッチ社(Apache)のオーストラリア子会社とパートナー企業は、シェブロン社(Chevron)が運営する西オーストラリア州ウィートストーン・プロジェクト(Wheatstone Project)の液化天然ガス(LNG)について、九州電力株式会社と長期売買契約と権益合意契約を締結した。

ウィートストーンのパートナー企業は、九州電力へ最長20年、年間70万トンのLPG供給に同意した。アパッチ社は、ウィートストーン・プロジェクトの13%の権益により、ジュミラー(Julimar)&ブルネロ(Brunello)鉱区で生産される天然ガスを供給する。九州電力は、シェブロン社からウィートストーン・プロジェクトのガス鉱区権益の1.83%、オンズロー(Onslow)近くで開発されるLNG加工施設の1.46%の権益を取得する。

この契約は、ウィートストーン・プロジェクトに天然ガスを供給予定のジュリマー&ブルネロ天然ガス鉱区開発のために、オーストラリア政府からアパッチ社へ環境認可が下りた1週後に成立した。

プロジェクトを進めるウィートストーンのパートナー企業にとって、このLNG売買契約により最終投資決定(FID)に弾みがつけられた。ウィートストーン・プロジェクトの第一段階(総合生産能力年間約890万トンの2トレインと国内ガスプラント)のフロントエンド・エンジニアリングと設計デザインは終了し、最終投資決定が2011年後半に行われる予定だ。

「アパッチ社は、九州電力との契約を発表できることに満足している。これはウィートストーン・プロジェクトとアパッチ社のジュリマー&ブルネロ鉱区開発計画にとって重要な一里塚である」とアパッチ社上席副社長のひとりジャニーン・マカードル(Janine McArdle)氏は述べた。

アパッチ社は、アメリカ合衆国、カナダ、エジプト、英国の北海、オーストラリア、アルゼンチンで事業を行う、石油・ガス探査および製造会社である。