西オーストラリア(WA)州総督として、弁護士や慈善家として評価の高いマルコム・マッカスカー(Malcolm McCusker)氏が就任した。マッカスカー氏は、ケン・マイケル(Ken Michael)博士の後を引き継ぎ、WA州31人目の州総督となった。
コリン・バーネット(Colin Barnett)州首相は「マルコム・マッカスカー氏は州総督として適任であり、私は彼の就任を歓迎する」「彼はWA州やその人々について広範な知識を有し多くの尊敬を集めている。また彼は優れた法律家としての経歴を持ち、コミュニティの様々な問題に対して非常に活発な支援活動を行ってきた」と述べた。
マッカスカー氏は上級弁護士であり、ビジネス問題や刑事訴訟などで多くの人々が関心を示した有名なケースを扱い、正義や平等を守るために力強く働いてきた。その上彼は法律支援委員会(Legal Aid Commission)とWA憲法センター諮問委員会(the Advisory Board of the Western Australian Constitutional Centre)の議長を長い間務めている。
マッカスカー氏は、1982年に勅撰弁護士に任命され、2005年にはオーストラリア・オフィサー章を受章した。そして2005年WA州市民章(専門職)、2010年WA州市民章(地域奉仕)、2010年慈善家章、2011年WA州オーストラリア国民章を受賞した。またエディス・カウアン(Edith Cowan)大学とWA大学からは名誉博士号を与えられた。
マッカスカー氏はパース生まれで、現在は妻であるバレエダンサーのトーニャ・バターリン(Tonya Batalin)と子供達と共に州総督官邸に居住している。彼はパース・モダンスクール及びWA大学の卒業生でもある。