プランニング相/文化芸術相/科学イノベーション相
(Minister for Planning; Culture and the Arts; Science and Innovation)
ジョン・デイ(John Day)
2011-12年度州予算は、西オーストラリア(WA)州政府の主要都市再開発事業の一環であるパース再生事業に対してさらに増額した。地下鉄や地下バスステーション建設を含むシティ・スクエア開発を促進するために、パース・シティリンク事業には今後4年間で5,680万ドルの投資が行われる。これは鉄道・バスのインフラ整備のために予算化されている3億3,640万ドルと、パース・ウォーターフロント事業に割り当てられている2億7,000万ドルへの追加支出となる。
ジョン・デイ・プランニング相は、州政府は都市再開発や急速に増加する人口に対応するために、新しい職業や生活の創造、またシティセンターを憩いの場とする大規模な社会基盤建設を行ってきたとし、「州政府は、将来の世代のためにWA州がモダンで活気に満ちた、世界的にも競合可能な州として成長し続けることを目標としている。これからのパースの発展は、充分に検討された計画的開発と結びついたユニークな方向性と、パース独自の個性を創造することによる」と述べた。
パース・ウォーターフロント開発は、より多様な国際的拠点としてパースが発展するために、貿易産業の大規模施設だけでなく、生活・文化・芸術・教育・エンターテイメントやビジネス創造のために重要なステップとして位置づけられている。ウォーターフロントは、街から川へとそのまま続くシームレスで、エキサイティングな場をめざし、観光客や地域の人々が楽しむことのできる豊かで活気あふれるパブリック・スペースや川へのアクセス、おしゃれなカフェやバーなどが計画されている。このウォーターフロント事業は、英連邦首脳会議(CHOGM)が終了すると同時に、2014年末完成を目指す大規模公共事業とともに開始される。政府の総事業費は2億7,000万ドルと見積もられている。
イースト・パース再開発局(East Perth Redevelopment Authority:EPRA)は、パース文化センター(Perth Cultural Centre)の復興活性化事業を継続するために、今後4年間で1,860万ドルの支出を予定している。そして活気ある新しいウォーターフロントへのパース東側からのゲイトウェイとしてリバーサイド地区再開発と土地取得のために6,440万ドルの投資をする。パース文化センターは更なる改良事業も計画されており、これからもこの地域は新しく変容し続けて行くだろう。
パース・ウォーターフロント事業の詳細について
www.planning.wa.gov.au
リバーサイド事業、シティ・リンク事業とパース文化センターについて
www.epra.wa.gov.au/