WA州財務相(State Treasurer)
クリスチャン・ポーター(Christian Porter)
2011-12年度西オーストラリア(WA)州予算は、「州建設」と「コミュニティー支援」という主要テーマの下、過去最大のインフラ整備事業をさらに拡大する76億ドルの支出を特徴とする。政府は、永続的な資産を将来に残すために、WA州の強い経済力を駆使して、これからWA州を変貌させて行く、とクリスチャン・ポーター財務 相 は述べた。
「この巨額の資金投入は、現会計年度にすでに計上されている69億ドルへの追加である」とポーター財務長官は語った。州政府の資産建設事業の中心は、パースを活気あるモダンな首都として変容させることである。かねてより待ち望まれていたパースのウォーターフロント再開発により、ダイナミックでコンテンポラリー、そしてグローバルに通用するシティセンターへと変わる。
シティリンク事業の一部として予算に含まれるシティ・スクエア開発を促進するために、政府は今後4年間で5700万ドルを予算化した。それと同時にパース駅とミリガン・ストリート(Milligan Street)間のフリーマンタル(Fremantle)鉄道をパースの地下に通し、新しい地下バスステーションも建設するために6億900万ドルの費用を見込んでいる。
またパース・カルチャーセンター地区活性化のための新しいミュージアム建設計画に500万ドル、大規模スタジアム計画へ1300万ドルの支出を見込んでいる。「次の十年で、パースとその近郊は成熟したシティへと変貌し、それはパースやその住民にとってエキサイティングなことである」とポーター財務 相 は述べた。
さらに医療インフラ整備のために過去最大の16億ドルを計上した、と話し、これにはQEIIMCサイトにある新子ども病院建設費用12億ドルの内の5億500万ドルも含まれている。
新規大規模事業としては、州政府の地域ロイヤルティ制度(Royalties for Regions)により資金調達される内陸南部医療構想(Southern Inland Health Initiative)への5億6500万ドルがあり、これにはミッド・ウエスト、ウィートベルト、ゴールドフィールズ・エスペランス、グレート・サザン、サウス・ウエスト地域の医療インフラ改良費用として5年間で3億2500万ドルの予算も含まれている。2011-12年度においても全州の公教育インフラ改良のために8億5000万ドルを当てる。
2011-12年度州予算は、財務省のウェブサイトから。
www.dtf.wa.gov.au/