西オーストラリア州経済を押し上げるビジネスイベント

キム･ヘイムズ(Kim Hames)観光相(Tourism Minister)は、パース･コンベンションビューローの2010-2011会計年度ビジネスイベント販売高が1億ドル以上となり、西オーストラリア(WA)州経済にとってビジネスツーリズムの重要性を実証した、と述べ、またビューローは年度途中ですでに多くのコンベンションやインセンティブツアーを確保し、今後5年間に地域経済において5,200万ドル以上の消費が見込まれる、と語った。

「この成果によって、州観光収益に対するビジネスイベント部門の重要性が明らかになった」「オーストラリア国内の他の観光分野が、豪ドル高の影響や海外への航空運賃の値下げ競争などで厳しい状況にある中、この分野の成長は喜ばしいことである」

前半6ヵ月でビューローは、国内外から51のコンベンションと24のインセンティブツアーを確保し、それにより27,600人以上がWA州を訪れる予定だ。またヘイムズ観光相は、最近の成功例として5,000人以上が出席予定の2016年国際LNG会議を上げ、ビューローの半年間の売上実績をかなり増加させた、と述べた。

「ビジネスイベント部門は過去4年間大きな成果を上げてきたが、WA州の特出した分野である医療、資源採掘、教育、科学技術、海洋産業などのコンファレンスを重点的に確保したことがビューロー成功の要因である」

1972年に設立されたパース･コンベンションビューローは、コンベンション、展示会、インセンティブツアーなどのWA州ビジネスイベントのマーケティングを担当している。ビューローは、州政府、パース市、会員組織による民間セクターから資金を助成されている。