ビル・マーミオン
財務大臣鉱山石油担当
ビル・マーミオン鉱山石油大臣は先日、世界初のWA 州廃坑再生を目的とする基金(
Mining Rehabilitation Fund)が創設半年で、鉱山産業への保証金が10億ドルに達したことを報告し次のように述べた。「この基金は現在苦しい時期を過ごしている資源セクターにとり大きな救いとなっている。以前は環境保証に縛られて自由に使えなかったが現在は企業が鉱山探索などの活動に使えるようになった。」
旧制度では閉山に伴う操業者からの鉱山再生への要求を保証するため、鉱山石油省が12億ドルを無条件履行保証金として保有していた。現在、基金はより良心的な課税をともなう保税制度に置き換えられた。
ニッケル、銅、金の探索会社Great Western Exploration Limited(WA州)は先日、自社への保証金が10億ドルを越えた。これまでは保証金のために現金が必要 であったが現在の基金のもとではすぐに探索に使うことができる。つまり同額の予算でより早くプロジェクトを発展させることができるようになった。Great Western Exploration社は自社の保証金を使用し、近年新規の金採掘として期待が高まるFinlayson プロジェクトに尽力する予定だ。
「この基金では、鉱山所有者の保証金が以前の環境条件違反を含む事柄により鉱山石油省に保有されることもあり、これらの所有者は依然として年間課税を支払う必要がある。基金はサポート的な役割や投資の他に、企業に積極的な鉱山再生を促し、ひいては企業の基金への年間支払い額が減少する。」とマーミオン大臣は述べた。