新規の鉱物・石油資源開発をさらに促進するため、西オーストラリア(WA)州の最先端のマッピング情報および地質情報が携帯電話やタブレットで利用できるようになった。
ビル・マーミオン財務大臣鉱山石油担当はWAGeologyアプリの開発発表を行い、州政府と業界はWA州の鉱業分野での世界的リーダーシップと資源セクターの雇用を維持するため今後も工夫していくと述べた。「このアプリは土地利用、ネイティブタイトルや生物多様性などの幾重にも重なる情報を、非常に詳細に可視化したデジタル地質図として指先に届けることができ、特に採鉱者や鉱山探査者に必要な計測、製図、地図作製機能および高精度のGSPも備えている。」
このアプリは鉱山石油省の広域かつ発展を続けるデジタルデータベースを基に開発された。「これは生きている技術でアプリの情報、サービスは拡大し続けるだろう。次の段階のひとつは、携帯電話の圏外にいてもスマートフォンやタブレットから情報へアクセス可能にする機能を盛り込むことだ。
WAGeologyアプリはWA州地質調査(GSWA)の年一度の一般公開日に注目された一連のイノベーションの1つで、他に鉱山探査技術を向上させた3D資源モデリングを含む。「GSWAの尽力のおかげで、多くの地球科学者が下絵時代とよぶ2D地図の終わりにさしかかった。3Dシステムの大きな進歩により、地殻を正確に可視化することができるようになり、不確実性とリスクを減らすことにより鉱山探査にかかるコスト削減が可能となる。」とマーミオン大臣は発表した。
業界に公開されている3Dデータは最近のHarvey-Waroona探鉱やSouth Westの二酸化炭素回収貯留(CCS) プロジェクトの一部を含む。
「このデータはWA州イノベーションの別の重要な面を表し、うまくいけば産業から排出される二酸化炭素を砂岩貯蔵できる可能性を確立できる。」とマーミオン大臣は伝えた。
WAGeologyアプリ: http://wageology.dmp.wa.gov.au/wageology