2007年の創業以来勤務し、2012年InterGrain最高責任者に任命された熟練した農学者でもあるトレス・ウォームスリー (Tress Walmsley) 氏は、西豪州の人々にもっと多くのうどん麺を食べてもらうことで日本や韓国に続くよう奨励したいと考えている。InterGrainでは年間約3億5千万ドル産業である麺用小麦を含む大麦、小麦の新品種の国内穀物生産者への紹介に責任を持つ。
2015年オーストラリア農業研究開発公社(RIRDC)がウォームスリー氏の農業や地域社会へのアドボカシーを評価し、供給を保証するだけでなく需要を刺激し成長させるうどん麺「食の改革始動」プロジェクトのため西豪州農業女性賞1万ドルの補助金を提供した。
この「うどん麺消費促進 (Oodles of Noodles)プロジェクト」は西欧諸国でのうどん麺の消費を促進する目的で西豪州の家庭からスタートする。西豪州の穀物農家が世界で流通するうどん麺の大半を生産し、新たに発表したZenやSupremeなどの品種を含む主要品種をInterGrainが供給している。
ウォームスリー氏の計画では西豪州のうどん麺用小麦生産者やパースのフードジャーナリストから「うどん大使」を送り出す。すでに5名の生産者がパースのプロの料理人たちと一緒にうどん麺を使用した美味しくヘルシーなレシピの熟練者になるための、また産業についての深い理解を得られる料理長セッションに参加予定だ。この大使らは「タッパーウェアパーティ」のコンセプトを使い、うどんをヘルシーかつ美味しい食品トレンドとして社会やメディアの関心を呼びながら学んだ知識や情熱を広げていく。
「そうして、より多くの家庭がうどん麺の素晴らしい特性に触れ、家庭での調理法を知ることができる。このプロジェクトは小さな変化を起こす機会を与えてくれるが、もっと広範なレベルでの完全な食の改革のためにはやるべきことがまだまだ多くある。」とウォームスリー氏は述べた。