西豪州ロック・ロブスター漁はロンドンに拠点を置く海洋管理協議会—Marine Stewardship Council (MSC)により生態学的に持続可能であると世界初の認定を受け、「持続可能性」において世界一だと評価されてきた。今月ブリュッセルで開催された世界最大のシーフードショーSeafood Expo Globalにおいて、ロブスター産業と西豪州水産省は15年連続で認定を受けていることについて賞を受けた。西豪州ロック・ロブスター漁は2000年2月に初認定を受けて以来これまで2度再認定を受けている。
「第三者漁業者による認定が世界の海産物貿易において極めて重要になると、州ロブスター産業が15年以上前に先見の明で見通した素晴らしい結果だ。州沿岸沖の自然のままの海で獲れる高品質のロック・ロブスターは厳格なMSC基準に合格した世界初の海産物である。また、海産物を購入する際、その海産物が生態学的に持続可能かつ管理の行き届いた漁法で獲られたものかどうか知ることができるMSC加工・流通過程管理の認定システムの導入を西豪州は世界市場に働きかけてきた。」とケン・バストン農業食品省大臣水産担当はコメントした。
今日、海産物は年間880万トンの漁獲を認定されており、世界全体の天然漁獲漁法の約10%を占めている。州政府が2012年に設立した1450万ドルの認定資金により西豪州のほぼ全ての商業漁業者がMSC基準の事前評価を受けられるようになり、さらにいくつかの漁業者は完全な評価を受けている。
西豪州ロック・ロブスター漁船は約250隻あり、2013-14年の商業目的の漁獲許容量は5554トン、輸出額は3億5800万ドルであった。