コリン・バーネット西豪州首相兼開発大臣科学担当は、ブラウズ盆地 (Browse basin)において提案されているFLNG (Floating Liquefied Natural Gas) 開発をFEED (Front-End Engineering and Design) 段階へ前進させるというWoodside Petroleum Ltdの決定を歓迎した。
バーネット首相は「ブラウズ・ジョイントベンチャーの次の段階への前進はブラウズLNG資源開発においてポジティブな動きであり大変喜ばしいことだ。」と歓迎した。
この前進は、州内へのガス供給やサプライチェーンについてブラウズFLNG提案者との間で交わされた基本方針協定合意に続くもので、これにより州のガス供給指針がFLNGプロジェクトへ適応される初めてのケースとなった。基本方針協定はプロジェクトが行われる現場のリテンションリース延長の方法を明確にし、FEED段階に進めるようにブラウズ・ジョイントベンチャーに確信を与えた。
「プロジェクトの全交渉を専門的に行ったジョイントベンチャーに感謝したい。プロジェクトが順調に前進しているというニュースは西豪州の資源セクターひいては西豪州全体にとり喜ばしいことで、資源産業および経済界のマインドを高揚させるだろう。」
基本方針協定のもとでジョイントベンチャーは、ブラウズプロジェクトを構成する3つのガス田の1つであるトロサ(Torosa reservoir)の西豪州の持ち分から産出されるガス15%に匹敵するガスを州へ供給することを確約してきた。
「州内へのガス供給はトロサでの初産出と同時期頃を予定しており、プロジェクトが続く間の総産出量は800PJを見込まれ、州の将来のエネルギーを確約してくれている。 」とバーネット首相は述べた。さらに、ブラウズ・ジョイントベンチャーは港湾、船舶、航空、ガス貯蔵やプロジェクト続行中の輸送サービスを提供するため西豪州のサプライチェーンの統合への発展に尽力してきた。
基本方針協定は、ジョイントベンチャーが投資への最終決定をする前の2016年末頃までに完成予定の詳細な開発協定の基礎となる予定だ。