西オーストラリア州政府

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2015.08.07

鉱業発展への指針

オーストラリアの未開発地域および鉱物探査後の地下地域を大規模に改善するための最優先活動を明確にした初の業界主導の指針が7月22日パースにおいて発表された。

イアン・マクファーレン豪産業・科学大臣とビル・マーミオン西豪州財務大臣鉱山石油担当は、鉱物産業の長年にわたる研究開発と鉱床回復に必要となる最新の地学データについて取りまとめたUNCOVER指針を共同発表した。

「主要な鉱床の多くは数十年前に発見され、主に露出した鉱床から採掘された。当時は、露出していた鉱物を単純に採掘していたに過ぎず、だからこそ年を経るごとに探査の成功例が減ってきている。」とマクファーレン大臣は述べた。

「徐々に探査はより費用がかかるようになり、技術的にも難しくなってきている。大陸の80%におよぶ、かつて鉱物を含んでいた土地の地下をより効果的に探査するためには新しい道具やデータそして装置が必要となる。オリンピックダム(Olympic Dam)鉱脈の地下300mから1兆ドル相当の鉱床が発見されてからほぼ40年が経過した。オーストラリア経済に大きく貢献する第1級の鉱床発見が必要だ。」

マーミオン大臣によると、UNCOVER指針は今後10年間で、探査や地学分野を発展させるための45分野のうち16件の最優先させるべき研究や技術開発活動を明確に特定している。

指針作成プロジェクトを担当するAMIRAインターナショナルは鉱業の共同プロジェクトにおいて素晴らしい実績があり、2005年に探査ボーリング分野へ向けAMIRA が行った事業により、鉱物探査の主要な活動の一つにおいてより安価で安全、そしてより効率のよい方法が多数紹介された。

これにより、その後ボーリング産業への商業的解決法を提案するDeep Exploration Technologies CRCが設立された。UNCOVER指針はオーストラリアにおける鉱物探査の将来へ向け、研究条件の優先順位を明確にするため産業が協力を行った極めて優れた例と言える。