西豪州政府が進めるオード・イーストキンバリー拡張プロジェクト(Ord-East Kimberley Expansion Project)は、コリン・バーネット西豪州首相兼開発大臣科学担当およびテリー・レッドマン地域開発大臣土地担当兼州開発大臣補佐が追加の土地2区画のリリースを発表し、さらに前進を続けている。
「プロジェクトはオード・ウェストバンクおよびマンティネイア・ランド(Ord West Bank and Mantinea land)の5,000ヘクタールほどの土地開発を含み、西豪州北部の最重要プロジェクトの一つであるオード地域拡張における大きな進歩だ。この土地リリースにより、州北部において農業への関心を増加させ、オード地域を世界クラスの農業地域へ拡張するプロジェクトへの民間セクターの参入が可能となる。」と、バーネット首相は述べた。
さらにレッドマン大臣は次のように述べた。「この土地開発が成功すればオード地域において灌漑地域を35,000ヘクタールまで拡張できる。また、オード・ウェストバンクおよびマンティネイア・ランドは灌漑農業の耕地としてその潜在性を見込まれている。州政府が民間セクターと協働し、西豪州および北部準州においてオード灌漑地域の可能性を十分に理解するために必要なパートナーシップを発展させる素晴らしい機会となる。」
また、今回の土地リリースを可能にしたオード地域最終合意(Ord Final Agreement) において、これらの土地の先住権放棄を承諾した先住民、Miriuwung Gajerrongの人々からの継続的な支援に対し、大臣は謝意を表明した。
これはまた、地域ロイヤルティ制度(Royalty for Regions)による投資で、強固な経済が地域を活性化するのに役立った素晴らしい例だとレッドマン大臣は述べた。
提案依頼書の提出は2015年7月18日から10月2日まで受け付けられる。オード・イーストキンバリー拡張プロジェクトは5億1,700万ドルプロジェクトでうち、3億2,250万ドルは州政府の地域ロイヤルティ制度からの出資だ。