西オーストラリア州政府

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2015.10.15

西豪州ニッケル産業—長期的価値を保証

Australian_Nickel.Conference

多様な探査対象や地域開発が西豪州ニッケル産業の将来を表しているとビル・マーミオン西豪州財務大臣鉱山石油担当は10月8日パースで開催された豪州ニッケル会議のオープニングで述べた。一次産品市場の逆風にもかかわらず多くのアナリストがニッケル価格は来年には危機を脱すると予測しており、豪ドル安とインドネシアの輸出禁止継続がニッケル市場を好転させる見込みで、西豪州のニッケル産業の未来は明るいだろうと述べた。

また、マーミオン大臣はNorseman東に位置するFraser Rangeで行なわれているNovaプロジェクトをスーパースターと呼び次のように述べた。「Novaプロジェクトは来年末に生産開始予定で、年産出量ニッケル26,000トン、銅11,500トン、コバルト850トンを見込んでいる。これは州政府が探鉱補助金(Exploration Incentive Scheme)として投資してきた素晴らしい成功例であり、かつ共同掘削プログラムの目玉である。」

探鉱補助金が初交付された2009年から2017年6月末までに Novaを発見したRox Resources、Panoramic ResourcesそしてSirius Resourcesなどの探査をサポートするため総額1億3,000万ドルを配分予定だ。Rox ResourcesはMt Fisher East 内の優先度の高いニッケル探査地域Sabre/Cutlass鉱脈において2012年発見を行い、一方Panoramic ResourcesはイーストキンバリーでのSavannahプロジェクトをアップグレードしGoldfields内のLanfranchiに高純度のニッケルゾーンを発見した。

「その一方Kambaldaにおいて、Mincor Resources NLはnorthern Burnett lodeの発見によりMiitel鉱山のマインライフを伸ばすことに成功した。また、Cassini Resources Ltd. によるWest Musgrave地域にあるNebo-Babelニッケル鉱床など新たな地域での活動も嬉しく思う。」とマーミオン大臣は述べた。

450万ドル予算の最新の共同掘削プログラム探鉱補助金への申請は2015年10月16日に締め切られ、この重要なプログラムはこれまでに5,000万ドル以上の予算を551件のプロジェクトに配分しており、430Km以上を掘削し少なくとも20件の重要な発見を行っている。

昨年度、西豪州は32億ドル相当の183,083トンのニッケルを算出した。