西オーストラリア州政府

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2016.03.31

西豪州プレミアムワイン輸出好調

WA_wines_2016

中国、イギリス、シンガポールといった主要マーケットの出現により西豪州はかつてない量のボトルワインを輸出している。ケン・バストン農業食品大臣水産担当によると、州政府はワイン業界と協力し海外でのマーケティング・キャンペーンを行い、2015年の西豪州ボトルワイン輸出は、特に10ドル/L以上するプレミアムワインを中心に大幅に増加した。

過去1年でボトルワイン輸出価格は20%増の4,080万ドルとなり、うちプレミアムワインが57%を占め、平均価格は15.15ドル/Lであった。バストン大臣によると、輸出の伸びが大きかった市場は23%増の中国(920万ドル)、19%増のイギリス(650万ドル)そして28%増のシンガポール(375万ドル)で、プレミアムワインの輸出額も上記の国々で増加し、それぞれシンガポールで88%、カナダ83%、アメリカ69%を占めた。

マーガレットリバー は引き続き西豪州の主要な輸出ワイン産地であり、ボトルワイン輸出の66%、州プレミアムワイン輸出の84%を占めている。マーガレットリバーのボトルワイン平均輸出価格は前年比5%増の11.52ドル/Lで、豪州全域の65のワイン生産地で最高値をつけたバロッサバレー(Barossa Valley)の16.08ドル/Lに次ぐ高値であった。

バストン大臣はアジア最大の航空会社、中国南方航空がマーガレットリバー・プレミアムワイン、ファーモイエステート・クラシックホワイト(Fermoy Estate Class White)、ヴァスフェリックス・ソーヴィニョンブランセミヨン(Vasse Felix Sauvignon Blanc Semillon)を中国・オーストラリア/ニュージーランド間全ての直行便において提供するというニュースを歓迎した。

2013-14年の州ワイン産業価値は7億2000万ドル。2012年以降、主要マーケットにおいて州産の上質なワインの認知度を上げるため、州農業食品省は様々な規模のワイナリーからなるワイン業界と協力し海外マーケティング・キャンペーンを行っている。例えば、マーガレットリバーでは小規模ワイナリー94社、中規模38社、大規模9社がそれぞれ輸出量の24%、40%、36%を占めている。