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2016.04.15

ポートヘッドランド港過去最高の輸出量を記録

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BHPビリトン(BHP Billiton Ltd.)や新規参入者ロイヒルホールディングス(Roy Hill Holdings Pty.)など資源会社からの積荷を扱う世界最大のバルク・コモディティ輸出ターミナルであるポートヘッドランド港(Port Hedland)からの輸出量は、2016年3月に過去最高を記録した。港湾局のデータによると、総出荷量は1年前の3,661万トン、2月の3,663万トンから3月には3,953万トンへと増加し、これまでの最大量3,940万トン(2015年9月)を塗り替えた。また、中国向けは2015年の同じ月の3,120万トン、2月の2,914万トンから3,260万トンへ増加した。

中国政府がトップユーザーの成長減速を支持する用意がある意向を示したが、2016年、鉄鉱石価格は予想外の回復を見せた。しかし一方、輸出量が過去1年で最大に拡大したことにより、過去2週間で鉄鉱石価格は下落した。ポートヘッドランド港は世界最大の鉄鉱石産地、ピルバラからの低コスト供給のための海の玄関口である。

資産家ジーナ・ラインハート氏のロイヒル・ベンチャーは年間生産量5,500万トンを最終目標としており今年に入り生産を増加させ、初の中国向け積荷を先月送り出したばかりだ。企業は、中国本土初のロイヒル積荷の受取地となる曹妃甸(Caofeidian)港での記念式典を予定している。ベンチャーは、すでに韓国を含む他のアジア諸国には輸出済みだ。

出典: Bloomberg.com