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2016.04.27

エクソンモービル三菱との連携を発表

Mitsubishi_combined_600

パースで開催されたLNG18会議において、エクソンモービルはLNG単価の引き下げを目的に、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)最新のH-100形ガスタービンと最先端のコンプレッサ技術開発のため三菱重工業、三菱重工コンプレッサ (MCO)および三菱重工業と日立製作所が出資して設立した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の日系3社との業務提携を発表した。

共同声明で日系企業は提携の目的をLNGプラントの簡素化、ライフサイクルコストの削減、MHPSが持つ既存2軸ガスタービン技術向上を通じたプラントの排出ガス削減とした。

H-100は高効率、高信頼性を持つ保守が容易な中型の重構造形ガスタービンで、2軸ガスタービンをLNGの駆動機として使用することで省スペース、可変速による幅広い運転範囲の確保、フル圧力での起動が可能となる。これは中規模発電や大規模コジェネレーション発電専用に作られている。

「エクソンモービルはプロジェクトの実行力および効率性の両面において業界のリーダーであると広く認知されており、当社はこの提携により、より効率的でコスト効率がよくLNG開発における排出ガス削減を可能にする次世代ガスタービンの開発を行いながら、エクソンモービルのLNGプロジェクトを通じた技術的専門知識、見識、豊富な経験が得られるだろう。」と三菱重工社長兼CEOの宮永俊一氏は述べた。

「また、エクソンモービルがLNG施設用にMHPSのH-100形ガスタービン技術の利用を承認して下さったことは大変光栄でありLNGコスト削減、プラント稼働率の最大化、長期の安定稼働を可能にするさらなる技術開発を期待している。」

MCOとMHPSによるLNG主要冷却パッケージ開発は、三菱重工の石油ガスビジネスが市場の需要に見合うために現在行っている製品ラインアップ統一化への素晴らしい例である。

写真:
共同声明を行う三菱重工社長兼CEO、宮永俊一氏
H-100形ガスタービン/LNGプラント用コンプレッサ

出展: Upstream LNG 18 news