BHPビリトンは、西オーストラリア州沖深海のTallagandaおよびBunyipガス田のFLNG (Floating Liquefied Natural Gas)開発の可能性を調査する。このFLNG開発は、BHPがこの2つのガス田のリテンション・リースに従い、研究を重ねてきた可能性の一つだ。リテンション・リースWA-71-R(Bunyip)そして、WA-72-R (Tallaganda)は連邦政府により2016年4月11日に承認された。リースは5年間有効で同一の事業計画を持つ。
BHPが審査しなければならないFLNGの具体策は、Tallaganda—Bunyipガス田共同のスタンドアロン型のミニFLNG施設だ。どちらのガス田も水深1000mを超えるところに位置しており、今後技術者が研究を進めるのは、広範な供給パイプライン、海中圧縮もしくは分離といった技術的な解決策だ。BHPはまた西豪州オンスロウ(Onslow)近くの国内プラントへガスを注入するオフショアガス田のマセドン(Macedon)ガスプロジェクトのオフテイクの可能性についても調査する必要がある。
水深 1141mにあるTallagandaガス田は2012年、BHP最大の発見であり発見時には、多くの可能性を持つ土地を発見できたと言われた。鉱泉は半潜水型海洋掘削装置、Atwood Eagleを使用し掘削された。パートナー企業のTap Oil社は以前、Tallagandaは総計約5,000億CFTの可採ガス資源を持つと述べている。
Bunyipガス田は水深1190mに位置し2014年に発見されたが埋蔵量は公表されていない。一方BHPは、あらかじめBunyipガス田が保有していた許可WA-335-P に関して調査鉱泉を2017年9月26日までに掘削予定だ。また、Tallagandaガス田が持つ、WA-351-Pの残務もある。
また、BHPは260㎢にわたる3D地震探査および地質学/地球物理学の調査を2016年6月27日までに終える予定。Tap Oil社は以前Tallagandaガス田の貨幣化の可能性について、実際は長期の資本集約的になるだろうと述べていた。しかしながらBunyipガス田の成功はTallagandaにも影響を与えるだろう。