西オーストラリア州政府

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2016.06.10

西豪州鉱業イノベーション、自動化を推進

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「世界トップレベルを誇る西オーストラリア州の鉱業技術は、拡大する州のイノベーションセクターを推進する知識基盤の重要な要素を果たしている。」リオ・ティント社最新の自動化システムが世界最高の効率化を誇る、鉄鉱石生産拠点ピルバラ鉱山を視察し、ビル・マーミオン西豪州開発大臣/財務・イノベーション担当は述べた。

「自動化、コンピューター、問題解決における専門知識は、まさに州内の産業を活性化するため、2016-17年に政府が2,000万ドル予算を割り当てた広範囲なイノベーションへの理想的な土台となる。」

「リオ・ティントの“未来の鉱業プログラム”は、会社や鉱物の枠を超え、革新的な自動化技術の活用により安全性と生産性を向上させている。西豪州の労働者は、弊州が資源セクター・イノベーションの世界拠点であることをさらに強固にするこの技術の拡大に、非常に重要な役割を果たしている。」

マーミオン大臣はまた、年間約7,800万トンを生産するトム・プライス(Tom Price)近くのブロックマン鉱山(Greater Brockman)-ブロックマン2、ブロックマン4およびナムルディ鉱山(Nammuldi)を訪れた。リオ・ティント鉄鉱石セクターは世界最大の自動トラック使用セクターでナムルディで30台、ピルバラで43台が使用されている。この無人トラックにより荷積みおよび輸送コストを13%も削減することができ、有人車両に対し14%も高い効率で稼働している。

また、完全自動のドリルもリオ・ティントのピルバラ鉱山で7台使用されており、GPS機能を使い1日24時間正確な掘削を行っている。

マーミオン大臣によると、リオ・ティントは世界初となる完全自動、重荷運送ができるピルバラ地区を繋ぐ1,500kmの長距離列車システムの導入に向け動いている。この全ての自動化運転の拠点は、唯一の管制センターであるパースにあるオペレーションセンターで行われている。