西オーストラリア州政府

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2016.06.30

西豪州経済を活性化する海洋戦略

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コリン・バーネット西豪州首相兼観光大臣/科学担当は、海洋環境に携わる多くのセクター間での高レベルな連携の結果「海洋科学構想—2016-18年実施戦略」を発表した。

実施戦略は、海洋環境の生態学的価値を持続しつつ、商業的およびレクリエーション的海洋活動が発展すること、また州海洋環境の持続可能な開発に対する業界やコミュニティの信頼を高めることを目的としている。

またコンプライアンスやインフラの効率性の向上、西豪州を海洋科学およびイノベーションに特化した、世界に名高い拠点として位置付けることを目指している。「海では遊んだり、釣りをしたり、その自然の美しさを誇りに思うことができる。また類まれな生物多様性、独特の生態系、そして原始の歴史に恵まれており、私たちはその全てを守る必要がある。構想は、エンドユーザー主導の海洋科学への戦略的アプローチであり、それは州沿岸での産業、コミュニティ、政府の活動を支持する。」とバーネット州首相は述べた。

2015年に公開された2050年の海洋科学レポートの構想、およびその後の州首相による海洋科学会議を踏まえ、実施戦略は州内の海洋環境に従事するセクター間の長期的な協力の基盤を指導する。

西豪州海洋科学機構(WAMSI)は、西豪州チーフ・サイエンティストのピーター・クリンケン教授(Prof. Peter Klinken)および、WAMSI会長のナオミ・ブラウン氏(Ms. Naomi Brown)の共同委員長による運営委員会の監督のもと実施委員会を指導していく予定だ。

「海洋科学構想—2016-18年実施戦略」の詳細はこちらをご覧ください。  http://www.marinescienceblueprint.org.au