西オーストラリア州政府

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2016.08.15

西オーストラリア州財務公社 – 経済アップデート2016年7月

WA-07_2016_investor_update

2016年7月、西オーストラリア州財務公社(WATC)は西豪州の予算公表に続く経済情報のアップデートを行った。

引き続き成長する西豪州経済。連邦経済と比較しても平均1.5倍の速度で成長し、アジアとリンクした堅調な経済は、順調な人口増加と国内で最も高い所得を誇る。

多様かつ熟練した労働力を誇り、企業投資は急成長期から比べると穏やかではあるものの豪州全体の26%を占めるなど、引き続き投資が見込まれる。また豪州全体の輸出の40%を占めるなど、過去15年で輸出額は2倍以上に増加し、輸出主導型の経済へと移行している。

鉄鋼石においては世界2番手の生産地となり、LNGにおいては2021年までには世界で3番目のLNG生産地になると見込まれている。金の生産は世界の6%を占め、生産量も2002年からおおよそ2倍。コモディティーのみにとどまらず、農業輸出においては過去15年で70%以上の増加が見られる。

また海外からの訪問者の増加率は年間3.2%と順調な成長を続ける。

州政府財務状況
5月12日に公開された州予算案。財政見直しのため、貯蓄対策により政府一般支出は著しく抑えられ、またGST(商品サービス税)は2017-18年から回復することから2019-20年度には州の予算は黒字化が見込まれる。

また、資源投資プログラムにより成長する西豪州の経済に応えるため、政府はインフラへの投資を引き続き行う。(パース子供病院・パーススタジアム・パースシティリンク・フィオナスタンレー病院・エリザベスキー・WAゲートウェイ・パースフレイトリンクなど、今後4年で229億ドル)

金融市場での活動

WATCは資金調達プログラム、借入プログラムの現在および予測借入需要、過去実績と予測残高を公表。またWATC債においては、信用格付けの良さ、成長を続ける経済、徹底した政府の財務管理と優れた流動性、また市場でのWATCの活発な存在感により投資家にとって非常に価値のある提案であると位置付けた。

WATC資金調達プログラム、準政府債、金利概況と豪ドルのトレンドなど、詳しくはこちらをご覧ください。(プレゼン資料P31〜)