日本からの25社を含むアジア各国からの計300社の旅行代理店が、豪州最大の観光業展示会に参加するため今週パースへ到着した。オーストラリア政府観光局により開催されるCorroboree Asia 2016は、エリザベス埠頭にできたばかりのレストラン、Isle of Voyageでの豪華な歓迎レセプションで開幕した。
旅行代理店は展示会開催中の4日間に約130社の現地旅行会社と面談し、オーストラリアについて新たな知識を得て、それぞれの国での広報宣伝に役立てる。
コリン・バーネット西豪州首相兼観光大臣は、この展示会開催は生まれ変わったパースを紹介するのに完璧な時期であると述べ、「鉱業が好景気の間、パースは物価が高く、ホテル客室の不足や旅行者の娯楽が少ないと言われてきた。新しく完成するホテルやバー、レストランの他、エリザベス埠頭やパース・アリーナのオープン、パース空港の大幅な改修によりパースは単なる他都市への玄関口ではなく、観光目的地へと姿を変えた。」とコメントした。
「また、このきれいな空気や新鮮な食材、スワン・バレーやフリーマントル、ロットネスト島、ピナクルズ等へのアクセスの良さを考えると、パースはアジアからの旅行者へ多くのものを提供できる。」参加した旅行代理店の多くは、展示会の後に州の地方都市を訪れるツアーにも参加する予定だ。
バーネット首相によると、観光業は約97,000名の雇用を生み、観光客の旅行消費額は93億ドルとなり州経済に不可欠な産業である。「アジアからの多くの旅行者にとり、パースはオーストラリアへの入り口である。中国、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどは、州政府が掲げる2020年までに観光客の旅行消費額を120億ドルまで増加させるという目標にとり重要な市場であり、Corroboree Asia 2016のような展示会により目標達成に近づくだろう。」