西オーストラリア州政府は、ピルバラ地区トムプライス近郊にあるリオ・ティント社が保有するシルバーグラス鉱山の拡張計画を承認した。ビル・マーミオン州開発大臣によるとプロジェクトの設備投資額は4億4,100万ドルを見込む。
「このプロジェクトは拡張工事期に約500名、稼動期にはさらに25名の操作員の雇用を創出する予定だ。また、シルバーグラス鉱山の生産拡大により、リオ・ティント社はピルバラ地区の混合生産の質を保ち、現在の生産量を維持することができる。拡張により州資源セクターは大幅に強化され、引き続き州を魅力的な大規模投資先とする。」
シルバーグラス拡張案は州政府とリオ・ティント社との間で交わされた既存の合意により承認された。プロジェクトは直ちに建設工事に入る予定だ。
12年の鉱山寿命を持つシルバーグラス鉱山は2億1,900万トンの低リン鉄鉱石を産出する見込みで、隣接するNITプロジェクトと合わさると、2018年までに最大で年間2,000万トンを産出する見込みだ。
2015年、西豪州からの鉄鉱石輸出は498億ドルを記録し、2016年8月、リオ・ティント社はピルバラ地区からの鉄鉱石輸出50周年を祝ったばかりだ。