Fastbrick Roboticsが11月初旬に開催された三菱商事西豪州イノベーター・オブ・ザ・イヤー2016で総合優勝に輝いた。同社の3Dレンガ積み技術が、従来の方法に比べより早く、安全にそして正確に建物を建築できることで世界中の建設業界に大変革をもたらす可能性が評価された。
ビル・マーミオン西豪州イノベーション担当大臣は、75,000ドルの賞金を授与し、Fastbrick Robotics社のHadrian X 3D製品開発への独創性や商業性への深い洞察力を評価し祝福した。
「同社は、まさにイノベーションと科学を結合させた発明である世界初のトラック搭載、完全自動化3Dレンガ積み機の商品化を遂げようとしている」
「総額12万ドルの賞金は様々なカテゴリーに分配され、優勝者やファイナリストのアイデアや努力により、イノベーションは州経済の様々な分野を超えて広がり続けている」とマーミオン大臣は述べた。
「今年で10年目になるこの賞は、今後は州のイノベーション戦略のもと最重要なプログラムとして州の遠隔地域にも拡大するようになる。この2000万ドル規模の戦略は、すでに力強いイノベーション経済をさらに発展、拡大させるという州政府の構想を描いている」
三菱商事西豪州イノベーター・オブ・ザ・イヤー2016のカテゴリー毎の優勝者は以下のとおり:
Electronic Pain Assessment Technologies Pty Ltd (Subiaco)
ePAT:自動顔認識技術を活用し、痛みを示す顔の表情を見抜く痛み評価の電子機器
Segnut Pty Ltd (Mandurah)
Segnut: 外れにくいねじによる作業遅れや危険を避け、素早く安全なねじ外しを可能とするメカニズムと組み合わされた工業用留めねじ
The University of Western Australia and Botanic Gardens and Parks Authority (Crawley)
:荒廃地復旧のための種処理機:鉱山地域や荒廃した農地などに植物を再生させるため、野生植物の種を繰り返し正確に調節された方法で火にさらし種を扱いやすくする装置
三菱商事西豪州イノベーター・オブ・ザ・イヤー2016:
The 2016 Mitsubishi Corporation WA Innovator of the Year Finalists