コアライブラリー拡張による探査活動の向上

 

ショーン・レストレンジ西豪州鉱山石油大臣が11月2日、730万ドルをかけ拡張工事を終えたパース・コアライブラリーを正式に開館した。鉱山石油省管轄の図書館には新たな石油・鉱物探査のため、研究者や探査者が学べるドリルコアサンプルが保管されている。拡張により8,500以上あったパレットを、約2倍となる15,300パレットへと保管数を増やした。また来場者の待ち時間を減らすことができ、コアサンプルへのアクセスを容易にした。

「パース・コアライブラリーは地質学者や科学者、また西豪州の鉱物資源探査に興味を持つすべての人にとり重要である。コアライブラリーは今後も拡大し続け、今回の730万ドル拡張工事により、新たな鉱山探査のサンプルをコレクションに加えることができる」とレストレンジ大臣は述べた。

「また、新たな閲覧室やドリルコア分析に使用する最新鋭のHyLogger高速分光スキャナー 専用の部屋も設けた」。レストレンジ大臣によると過去10年間 で、コアサンプルの閲覧は3倍に増え、2015-16 年には計116kmのコアが閲覧された。

「コアライブラリーを通じて提供された地質情報の基礎研究により、州の鉱物・エネルギーの有望性が評価され、革新的な研究やより的を絞った、低コストの鉱物石油資源探査が促進されている」

パース・コアライブラリーは業界や研究グループにより地学研修施設として利用されている。また、今後は連邦政府が管理しているオフショア掘削による石油コアの2/3を保管することになる。

パース・コアライブラリー：http://www.dmp.wa.gov.au/Geological-Survey/