西オーストラリア州立博物館および美術館は、ヒース・レジャーの家族と共同で、パース生まれの俳優の生涯と功績をたたえる特別展覧会を2017年に開催する。展覧会は州立美術館で開催され、パースでの学生時代や最後となった映画の衣装などを展示する。
待望の展覧会開催の発表に際し、ジョン・デイ西豪州文化芸術担当大臣は、この展覧会はレジャーの俳優としての並外れた才能や、監督としての熱意を紹介し、パースでの若年期の日々を知るよすがとなるだろうと述べた。「ヒース・レジャーは映画史において、その並外れた才能と芸術に対するひたむきさで素晴らしい地位を築いた。また、映画製作に情熱を持って全力を注ぎ、世界中の素晴らしい監督、俳優、スタッフと手を組み、長く記憶に残る業績を成し遂げ、カリスマ的な映画スターをはるかに超えた存在だ」。
レジャーは最後から2番目となった、2008年の映画「ダークナイト」のジョーカー役により、世界的な注目を集め、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞すべてで助演男優賞を総なめにした。
今回レジャーの所持品コレクションからもっとも特別な品となる、ジョーカーの役作りをしているときに書かれた日記が公開される予定で、アカデミー賞は展覧会で大きな存在となりそうだ。その他の遺品も初めて展示されることになり、訪れた人は銀幕の伝説的人物と再び繋がり、再発見し、地元のヒーローを称賛することができる。
このユニークな展覧会は、再開発中の州立博物館のパートナーシップ・プログラムの重要な構成要素であり、州立美術館で開催される現代文化展の新シリーズ「Culture Juice」の一部ともなっている。
ヒース・レジャー展は2017年10月から2018年1月までの期間、西オーストラリア州立美術館で無料で開催される。
西オーストラリア州立博物館: http://www.museum.wa.gov.au
西オーストラリア州立美術館: http://www.artgallery.wa.gov.au