パース海水淡水化プラントは2007年の正式オープンから10年が経過した。気候変動が西オーストラリア州のダムや地下水に与えた影響を受けて考えられたプラントは、オーストラリア初の大規模プラントであり、州内に2つあるプラントのうちの1つで、統合給水計画でパースへ供給する水の47%を生産する。
海水から年間450億リットルの飲料水を供給する能力を持つプラントは、過去10年間に約4,750億リットルの飲料水を生産しパースへ供給した。
デーブ・ケリー西豪州水資源大臣 は、気候に左右されない飲料水の生産を始めてから10年を記念しプラントを訪れた。「過去10年間、パース海水淡水化プラントはインド洋から海水を汲み上げ、約4,750億リットルの飲料水を生産してきた。これはシドニー湾ほどの水量である」とケリー大臣はコメントした。
「10年もの間、プラントが信頼できる、気候に影響を受けない飲料水を継続して供給してきたことは素晴らしい。しかし、気候変動は引き続き貴重な水資源の供給に影響していることから、家庭や職場でより効率的に水資源を使うよう心がけることが重要だ」
淡水化への投資は、気候変動に対応して給水を確保するというウォーターコーポレーション社(Water Corporation)の長期計画「ウォーター・フォーエバー計画(Water Forever Plans)」の一環である。
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