西オーストラリア州政府は、連邦政府と州政府の管轄における石油合意の割合を有効にする石油法修正案2017を発表した。法案は2014年に州北部ノース・スコット・リーフ地域の人工衛星による捜索での3つの岩群Golden Rocks発見を受けたものだ。
この発見により、オーストラリア地球科学機構は海上境界線の引き直しを行い、州政府には新たなロイヤルティ源の可能性がもたらされた。境界線変更の結果、トロサ島ガス田の州の配分が10%から65%へ増加し、生産が開始されると州へのロイヤルティとして約13億4,000万ドルがもたらされる可能性がある。
法案は2015年7月に州政府、連邦政府およびウッドサイド・ブラウズ・ジョイントベンチャーにより合意したトロサ島配分合意の立案中に浮き彫りになった、州石油法の欠陥を解決し、州政府と連邦政府のオフショア地域の海上境界線の将来的な変更を可能にする。連邦政府は2017年2月に同様の法案を可決している。
ビル・ジョンストン西豪州鉱山石油大臣のコメント:
「トロサ島ガス田は州コミュニティにとり重要であり、この修正案はガス開発のための道を開くだろう。連邦政府によると、2018年にはブラウズ盆地外の州オフショア地域で小さな境界線の変更が行われるようだ。これらの変更もまた、州にとり有益であるが、2014年に発見されたノース・スコット・リーフとは異なり、既存の発見には影響しないだろう」。