西オーストラリア州政府

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2017.12.11

マガウワン首相名誉博士号授与 — 東京都市大学

マーク・マガウワン西オーストラリア州首相は、リチャード・コート駐日オーストラリア大使らとともに11月16日、東京都市大学を訪問した。同大学は昨年、400人を超す大量の学生を西オーストラリア州パースにあるエディスコーワン大学(ECU:Edith Cowan University)に留学させ、日豪の親善交流に寄与している。

マガウワン首相はオーストラリア留学の経験がある学生らに激励のエールを送るとともに、東京都市大学独自の「国際人育成プログラム(TAP=東京都市大学オーストラリアプログラム)」について「オーストラリアの大学への留学プログラムとしては、きわめて斬新なプログラムだ。若者らの交流をさらに深めたい」とたたえ、留学生を大歓迎する意向を明らかにした。

東京都市大学、三木学長は歓迎式典で「今後とも西オーストラリア州政府およびオーストラリア連邦政府との関係をさらに強固にしたい」と語り、ガウン姿の首相に名誉博士号の「学位記」を贈呈した。

ECUは、学生数24,000人の公立総合大学で、東京都市大学の3倍の規模を誇る。現在、世界約100カ国から留学生約3,600人が在籍している国際色豊かな大学だ。

2015年から始まった「TAP」は、留学希望の1年生に1年間、「発音や会話力」を徹底的に教えた後、2年時に5カ月間、ECUへ一度に100人余りの規模で留学させるシステム。これまでに計430人が留学した。全体平均でTOEICの成績も100点UPし、国際的な視野やコミュニケーション能力も向上しているという。

東京都市大学では現在、来年の留学に向け予定者300人が、“英語の特訓授業”を受けている。同大は2020年度以降、ECU以外の大学にも留学先を広げ、年間500人規模の学生をオーストラリアに留学させる計画だ。

出典:OVO https://ovo.kyodo.co.jp/news/culture/a-1086874