フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)が発表した、ピルバラ地域でのエリワナ鉱山(Eliwanamine)および鉄道プロジェクト開発をマーク・マガウワン西豪州首相は歓迎した。FMGは5月28日、新たな鉱山と鉄鉱石処理施設および143Kmの鉄道からなるプロジェクトを進める最終投資決定を行った。
同社は、2019年半ばに建設を開始し、2020年12月の生産開始を目標としている。また、当社による最終的な実現可能性の検討はすでに行われ、承認手続きは現在進行中だ。
プロジェクトは、建設時に最大で1,900名の雇用創出および約17億ドルの資本投資が見込まれている。当社が所有する枯渇に向かうファイアテイル鉱山(Firetail mine)に代わるとされるエリワナ鉱山は、最低24年の鉱山寿命の間、最大で年間5,000万トンの生産能力があり、年間3,000万トン生産が見込まれている。
エリザベス・ゲインズCEOは次のようにコメントした。
「エリワナ・プロジェクト開発により、20年以上にわたり最低でも全体として年産1億7,000万トンのペースを維持しつつ、市場力学を十分に利用できる大幅な柔軟性をもたらしながら、当社の低コスト体制を維持するだろう」。
「このプロジェクトにより、2019年度後半にはエリワナ鉱山がフル生産に増加するため生産量が増加し、既存事業からフォーテスキュー・プレミアム商品を市場に供給開始することができる。弊社は、世界的な費用曲線の最下位の位置から、大きな利益を生み出しながら、わずか10年間で10億トン超の鉄鉱石を出荷した」
マーク・マガウワン首相は次のようにコメントした。
「このプロジェクトだけで、建設関連の雇用が最大で1,900名、操業開始すれば500名の継続的な雇用が創出される可能性があり、FMGの発表は州の雇用、経済にとり歓迎されるニュースだ」。