2022-23年の西オーストラリア州予算では、マーク・マガウワン労働党政権の安定した、責任ある予算管理およびコロナ感染症への安全な対処により、州経済および財政が世界で最も好調であることを確認されました。
新型コロナウィルス感染症流行中の2年間の州経済成長率は7.2%と、オーストラリア国内で最高の成長率かつ、実に他州の2.5倍以上の成長を記録、また、世界最高の成長率を誇る結果となりました。
州経済は、 好調な個人消費に加え、企業投資の回復および政府投資の増加により支えられてきました。
他の競争国とは異なり、コロナ感染症流行期間においても、資源部門が中断することなく稼働したことにより、特に鉄鉱石などの高騰するコモディティ価格を享受することができた結果、2021年、史上最高の州コモディティ輸出額を記録することとなりました。
また、州の商品輸出額も史上最高値を更新し、オーストラリア国内の商品輸出の過半数を占めました。これにより、特に法人税の徴収やGST(物品サービス税)を通じて、何十億豪ドルもの追加資金が国内の他の地域、とりわけ東海岸の地域を支えることとなりました。
州経済は、2021-22年には過去10年間で最も好調な5.25%成長が見込まれており、2022-23年の4%成長を含め、今後4年間で堅調な成長が予測されています。貿易を含むGSP(州総生産)は今年3.75%の成長と、2013-14年以降、最高水準の成長率が見込まれています。
堅調な州経済はまた、これまでで最高となる146万人の州雇用人口ももたらしました。
フルタイムおよび女性の雇用が歴史的高水準となり、就労率は3月四半期には、国内最高の69.8%となりました。
州財務省は、2021-22年にはさらに68,700件、そして2022-23年にはさらに28,900件の雇用の増加を予測しています。
州の失業率は現在、過去13年間で最低水準となる3.4%で、国内最低水準となっています。失業率は今後も非常に低い水準を維持するとみられ、2022-23年以降も平均3.75%と予測されています。
好調な労働市場はまた、2021-22年には推定2%、2022-23年には2.75%の賃金成長率の上昇を予測しています。
5年以上にもわたる低インフレの後、 2021-22年のCPI(パース消費者物価指数)は上昇しました。世界的なサプライチェーンの制約、地政学的要因、特にロシアのウクライナ侵攻また、東西鉄道の一時的な閉鎖などがこのCPI上昇の要因となりました。
州財務省は、年間平均CPI(電力除く)が2021-22年4%上昇した後、現在のサプライチェーンの圧力が緩和し始める2022-23年には2.75%に落ち着くと予測しています。
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マガウワン首相兼財務相のコメント:
コロナ感染症への安全な対処により、西オーストラリア州の安定し、かつ責任ある予算管理は継続されていきます。
これは、オーストラリア経済および財政状態をリードする立場を支援し、強力な黒字への実現に繋がりました。
この強固な黒字は、過去最高額となる保健・精神保健への投資や、州民への生活費への援助を含む州の長期的な将来に利用されます。
財務省によると、過去10年間で最高の成長を遂げる今年に続き、4%の州経済成長が見込まれています。
本日の予算は、疑いの余地なく、西オーストラリア州がコロナ感染症の大流行を乗り越え、記録的な輸出や好調な活動の結果、西豪州経済が、東部他州を数十億豪ドル規模で支えていることを確認しています。
好調な西豪州経済は、堅調な雇用の増加、2008年以降最も低い失業率、記録的な就労率を通じて、すべての西オーストラリア州の居住者への利益をもたらしています。
雇用データでは西オーストラリア州雇用計画(WA Jobs Plan) の実行により、16万人の雇用が創出され、史上最高の146万人の総雇用者数が記録されたと示しています。