西オーストラリア州政府は、JOGMECと新たな覚書を締結し、新エネルギーや再生可能エネルギーへの協力関係を強化した。
12月6日、7日にパースで開催されたオーストラリア水素会議(West)において、アラナ・マクティアナン水素担当大臣主催で覚書締結セレモニーが行われた。
覚書は、西オーストラリア州政府雇用・観光・科学・イノベーション省のレベッカ・ブラウン長官とJOGMECの細野哲弘理事長により署名された。
新・再生可能エネルギーに焦点を当てた今回の覚書は、2020年に金属・鉱物資源分野での連携強化を目的とした覚書締結をさらに強化するものとなった。
覚書の対象となる新・再生可能エネルギーには、水素、メタン化技術、二酸化炭素回収・貯留(CCS)、二酸化炭素の回収・利用・貯留(CCUS)、アンモニア、脱炭素・低排出技術などが含まれる。
日本は西オーストラリア州にとり、第2位の貿易相手国であり、2021-22年の貿易総額は330億豪ドルとなり、同年の最大の対日輸出品は石油(LNGを含む)で、97%増の165億豪ドルとなった。
また同年、日本は鉄鉱石、ニッケル鉱石、キャノーラ種子輸出において第2位の輸出先となり、銅鉱石では第3位となった。