西オーストラリア州政府は、州のグリーンスチールをもとに、鉄鋼生産における排出量削減方法をまとめた報告書「Western Australia’s Green Steel Opportunity」を発表しました。
西オーストラリア州は、60年以上に渡り世界の鉄鋼業の成長において中心的な役割を担ってきました。そして世界の鉄鋼製品需要は、引き続き堅調に推移すると予想されます。
しかし、鉄鋼生産にはエネルギーを大量に消費するため、世界中で鉄鋼業が最大の炭素排出産業の一つとなっています。西オーストラリア州にとり、重要な顧客である鉄鋼メーカーが排出量を削減するための大きな課題を理解することはとても重要です。
西オーストラリア州は低コストでクリーンなエネルギーを利用することができるため、ホットブリケットアイアン(HBI: Hot Briquetted Iron)など鉄鋼生産のグリーントランジションを促進する高品質な鉄原料製品を生産する環境が整っています。
グリーン水素技術の登場や再生可能エネルギーのインフラ整備が進む中、州内の天然ガスや再生可能エネルギー資源へのアクセスが、鉄鋼生産における排出削減を支えることが鍵であると報告書は述べています。
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