西オーストラリア州政府

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2013.04.16

磁鉄鉱生産者へロイヤルティの50%払い戻し

Colin Barnett image

州首相/開発相
コリン・バーネット(Colin Barnett)

バーネット州首相は、プロジェクト毎に磁鉄鉱ロイヤルティの払い戻しを行うことは、西オーストラリア(WA)州鉄鉱石業の発展に大きく貢献すると述べた。またWA州最初の磁鉄鉱山カララ(Karara)鉄鉱石プロジェクトのオープニングに出席した後に次のように語った。

「WA州には膨大な磁鉄鉱埋蔵量があり、この鉱石は多くの中国製鉄所により必要とされている」「磁鉄鉱業は、州全体の新しい建設や投資を刺激し活性化する可能性が十分にある。しかしながら磁鉄鉱を輸出に適するグレードにするためには資本やエネルギーの集中が必要であり、このロイヤルティ払い戻し制度により生産量達成のための大規模投資からの回収を容易にできる」

5%のロイヤリティの内50%を払い戻しする制度は、磁鉄鉱生産プロジェクトの最初の12ヵ月間適用され、今後3年間実施される。WA州では現在29の磁鉄鉱山が異なる計画及び開発段階にある。

バーネット州首相は、カララ・マイニング・リミテッド・パートナーズ(Karara Mining Limited partners)、ジンダルビー・メタルズ(Gindalbie Metals)、アンシャン鉄鋼グループ社(AnSteel)に対してプロジェクトの成功を祝した。パース北東320kmに位置する事業費25億7000万ドルのカララ・プロジェクトは、35年間の産出が見込まれ、WA州及び地域、また地元のコミュニティへ多くの利益を生じさせるとビル・マルミオン(Bill Marmion)鉱山石油相は述べた。またマルミオン鉱山石油相は、このプロジェクトの建設最盛期には2,400人以上が雇用され、その後は500人の常時直接雇用が発生すると話した。

この鉱山では、初年度に磁鉄鉱を年間800万トン生産し、漸次1,600万トン以上まで増産する見込みである。WA州政府は、ピンジャー(Pinjar)からエネアバ(Eneabba)までの送電線の電圧を132kVから330kVへ上げ、また許認可を容易にするなど、プロジェクトを順調に進めるためにカララ共同事業者と密接に取り組んできた。

バーネット州首相は、ミッド・ウエスト最大の鉄鉱石輸出を行うカララ・プロジェクトは、オーカジー(Oakajee)の深水港の確保にとっても、その役割を担っていると語った。