西オーストラリア州政府

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2023.10.31

西オーストラリア州ロジャー・クック首相が公式初訪日「西オーストラリア州 投資・貿易レセプション」にてエネルギー・資源パートナーである日本との関係強化を強調

西オーストラリア州政府は、今年で東京事務所を設立して55周年を迎えました。この記念すべき年に西オーストラリア州ロジャー・クック首相およびリタ・サフィオティ副首相が初めて日本へ訪問、初日に開催された「西オーストラリア州 投資・貿易レセプション」に参加いたしました。

西オーストラリア州政府東京事務所は、西オーストラリア州と日本の間の鉄鉱石貿易が活況を呈していることを背景に1968年に東京に初めて事務所を開設し、今年で55周年を迎えました。西オーストラリア州にとって日本は、物品輸出の 13.4%(2022-23年 、363 億ドル)を占める第2位の貿易相手国であり、鉄鉱石の 50%以上、LNG(液化天然ガス)の30%以上が西オーストラリア州から輸入されています。今年10月にメルボルンで開催された日豪経済合同委員会会議で、西村経産相が日豪両国関係のキーポイントの一つとして「鉱物資源・エネルギー・食料などのサプライチェーン強靭化」を強調されたように、西オーストラリア州は日本のエネルギー・資源に欠かせない戦略的パートナーとなっています。また、観光面では2023年10月29日(日)より、パースへのANA直行便が3年ぶりに再運航。そんな記念すべき年に、西オーストラリア州ロジャー・クック首相、リタ・サフィオッティ副首相が西オーストラリアの長年にわたる貿易及び投資関係を祝福するとともに、今後の更なる関係強化を図るため日本へ初来日しました。来日時は、パース空港にて再運航を祝うイベントを主催したANAの井上社長とともに、初便に搭乗しました。
初日は西オーストラリア州政府が主催する「西オーストラリア州 投資・貿易レセプション」に参加。首相は冒頭の挨拶の中で、「日本政府からカーボンニュートラルを達成するための様々な政策や戦略が発表されているが、我々は西オーストラリア州が日本の排出目標達成を支援できる立場にあると確信している 」と同州が日本のカーボンニュートラル目標達成を支援できる可能性について強調。「日本との貿易・投資関係において、引き続き資源・エネルギーが中心となる中、クリーンエネルギーにおいても協力関係を深める重要な機会が創出される」と同州のバッテリー・重要鉱物と再生可能水素の分野における発展と投資機会について言及しました。同州は、堅実で透明性のある規制の枠組みが定められているため、州内で展開されるプロジェクトは最高のESG基準を満たすことができます。また、同州の気候政策(Western Australian Climate Policy)では気候変動に強いコミュニティ作りと豊かな低炭素社会の実現に向けた計画がまとめられており、2050年までにネットゼロの達成を目標としています。レセプションには、日本と西オーストラリア州から約160名の主要なステークホルダーが集い、相互間の長年にわたる投資と貿易関係を祝し、盛況のうちに終わりました。
日本滞在中、首相一行は日本のエネルギー・資源メジャー、商社、政府関係者が出席するエネルギー・資源セミナーの開催や、経済産業省、外務省、国際協力銀行、JOGMECとの会談が計画されており、日本と西オーストラリア州間の更なる経済関係の深化について意見交換する予定です。

■西オーストラリア州の魅力をまとめた動画を公開

Walking On A Dream: https://youtu.be/elY6x0tTGFo?feature=shared

URL:Western Australia It’s Like No Other: https://www.youtube.com/watch?v=w-Zi8m8E1Zo