西オーストラリア州政府

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2013.03.08

ドラッグ・アウェア・マーガレットリバー・プロが世界選手権に格上げ

Margaret River pro image

西オーストラリア(WA)州スポーツの一大イベントである「ドラッグ・アウェア・マーガレットリバー・プロ(Drug Aware Margaret River Pro)」が、プロフェッショナル・サーファー協会(ASP)により世界選手権ツアー(WCT)として格上げされた。WCTとしての開催により、メンズの世界ランキング・トップ32選手及びウィメンズのトップ18選手がマーガレットリバーの同イベントに出場、また開催期間も現在の7日間から12日間に延長される。

州政府は、サーフィンWA(Surfing WA)のWCT開催獲得のためにイベントコープ(Eventscorp)を通して支援し、また地域ロイヤルティ制度(Royalties for Regions)による地域イベントプログラムからも資金追加を行った。コリン・バーネット(Colin Barnett)州首相は、WCT開催について次のように語った。「これはWA州特にマーガレットリバー地域にとって画期的な成果である。現在すでに人気のイベントが更に多くの観客を動員することになり、その上国際的な露出は計り知れないほどである」

キム・ヘイムズ(Kim Hames)観光相は、マーガレットリバーのサーファーズ・ポイント(Surfers Point)は、このWCT開催決定によりワールドクラスのサーフィンのメッカとしての地位を確立するとし、「WCTへの格上げによりマーガレットリバーはハワイのバンザイ・パイプライン(Banzai Pipeline)やタヒチのチョポ(Teahupoo)などの世界トップ10サーフィン・スポットに仲間入りする」と述べた。

ブレンドン・グリルス(Brendon Grylls)地域開発相は次のように補足した。「このようなイベントは、地域コミュニティに刺激を与え、観光客を引き寄せ、地域経済を活性化するなど地域社会アメニティを大きく改善し、魅力的な生活の場として持続可能なコミュニティ形成に大きく貢献する」

「ドラッグ・アウェア・マーガレットリバー・プロ世界選手権」は、今年からウィメンズが、2014年からメンズが開催される。ウィメンズ及びメンズのWCTライセンスは2017年までとなっている。同サーフィン世界選手権は、ヒュンダイ・ホップマン・カップ(Hyundai Hopman Cup)マーガレットリバー・グルメ・エスケープ(Margaret River Gourmet Escape)BHPビリトン・アクアティック・スーパーシリーズ(BHP Billiton Aquatic Super Series)などと共にWA州の代表的なイベントのひとつとなるだろう。